(紅白戦終了後、三塁ベンチで)


 -金村暁は“らしい”投球だった。


 「コーナーをしっかり投げて、打たせてとる。あのぐらいのテンポで投げてもらうと非常に安心して見てられる。投手陣も若手がオープン戦で好投して、ベテランも若手に比べれば調整は遅れてるけど、実戦でいい投球すると競争が面白いね。いい投球して次に投げる権利を取っていく。ベテランもそう」



 -黒田は実戦を外して調整させる?


 「そういう形になるんじゃないかな」



 -新井が盗塁した。


 「走れるなら、誰でもチャンスがあればチャレンジしてもらいたい。警戒されてない走者の方が走りやすいのは間違いないから」



 -平野が隠し球を試みていた。

 「いらんことせんでええねん」



 -二塁争いは横一線?


 「そうやね。二塁も少しずつ差は出てると思います」



 -下柳がフリー打撃に登板した。


 「安心やね。しっかりしたボール放ってましたよ」



 -桜井は結果が出なかった。


 「良かったり悪かったりやな。なんか1つ、つかめば一皮むける気がする。守りの方が守れるようになってきてるのは評価してます。後はタイミングの取り方。振る、たたくはできている。後は試合の打撃。相手の投手が外してくるところをどう合わせていくかでしょうね。今日の場合は打ち損なっている。変わったことをしてるんで、結果出ないけど少しずつ変えていかないとね」