名曲慰問団のブログ

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 皇居の二重橋が開放されて一般参賀がはじまったのが昭和23年の正月から。今年で64年となる。流石に第一回目から毎年前の日から参賀され続けておられる方は居なくなった。

 居なくなったと肯定できるのは、かつてはいらっしゃったからだ。岡山から神職の姿で何十年も駆けつけておられた方やお婆ちゃんたち・・・。ひとり消えてさらにひとり消えて、いまでは民族団体の方以外での一般の方は数人になった。
 
 実は、わたくしは中学二年生のときから今日まで毎年1億2000万人の国民がいる中で20年間も一番に一般参賀をしてきた。当日、何万人が参賀する中で一番先頭のど真ん中で皇居正門をわたる。

 そのときに皇居の正門の扉が開かれるときに雅楽の音色が聞こえてくる。これは、最前列で参内しないと聞くことの出来るものではない。そんなところも前泊してまで参賀し続けている魅力のひとつと言える。
だが決して、右翼だの思想的なものではなく、懐メロと同様に四世代の大家族で育った影響もあり「皇室アルバム」などを好んで観ていた。しかも、自分自身が今上陛下の誕生日に生まれたことから「康仁」と命名されたことにも皇室に対する、日本人としての想いを抱くのである。

 元日の皇居前広場は空気が澄み空が晴れ渡っていることも多いのだが、寒いことに関してはこの上ない辛さである。携帯カイロを貼り付けて腿敷きを吐いているのだが夜中は足の芯までが凍えてくる。
なのにどうして20年も続けてこられたのか、自分でも物好きとしか言いようがない。
「継続は力なり」・・・あらゆることを継続してゆくことは悪いことではなかろう。
そう自分に言い聞かせながら今年も一番にモーニングコートを着て参内するのだった。