沢さんに変わって、なでしこジャパンの主将になった人。


沢さんの突然の体調不良による代換えと思ったらそうでもないらしい。


アルガルベカップではドイツに3-4で敗れたものの、なんと最優秀選手に選ばれた。


沢選手や川澄選手のような花のある選手の陰で目立たない印象だったが


いわゆる玄人が評価するプロ中のプロ。


ワールドカップ戦の後、帰国すると、なでしこ人気でテレビに引っ張りだこ。局をはし


ごする選手の中には居なかった。出演を断り、「温泉に入りたい」と言って早々に岡


山へ帰ってしまった。そんなこともあって、お茶の間では印象を薄くしていた。



ワールドカップで優勝の決まった瞬間の場面、最後のキッカー熊谷選手のもとへ一


斉に走るチームメート。


この場面は何度も見た。


歓喜の渦の中。しかしその中には宮間選手は居なかった。


完全に勝っていたと思っていたアメリカ選手はショックで茫然自失。


そんなアメリカの選手一人一人に抱擁していたのだ。


試合が終われば同じ選手、敗者の気持ちも察する事が出来る人はそうは居ない


そのことを後で知って目頭が熱くなった。


そしてのちにインタビューで「アメリカには内容で負けていた」と潔く評価している


私たちも劇的勝利に酔ったが冷静に見れば幸運と言わざるを得ない内容であったから。


今後勝つには「差を詰めるではなく」「違いの質を上げることだ」と答えた。


差と言えば決定的なのはフィジカル。これは詰め様がない。


彼女が試合中の得点シーンで決めた後、抱き合って喜びはさておき


ゴールのボールをニコリともせず取りに行き、そのままセンターに駈けていった。


その時チームメートは目が覚めた。まだ同点、これから勝ちに行くのだ。


主将になるべくしてなった彼女も「沢さんの苦しくなったら私の背中を見て」の試合前


の言葉を大事にしている。




今度はみんなに「私の背中を見て」と言う立場になった


ただひたすらサッカーの質を上げ「内容でも勝つために」


頑張れ宮間選手 ロンドンでは心から笑って欲しい。