いつも真っ向勝負。 闘志むき出しの投球スタイル・・・



野球好きな僕としても地元出身の選手は特別な存在だった。


宮崎県の延岡学園高校出身。

黒木知宏投手 34歳。


まだ年齢的には第一線で活躍できてもおかしくない年齢だが、ここ何年かは怪我で満足に試合に出ることすら出来なかった。



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忘れもしない1998年7月7日。 七夕のゲーム。


歴史的大連敗中のチームを救う為、リリーフで登板。(確か、前日か前々日に投げたばかりだったのに。)


そして、なんとか9回ツーアウトまでこぎつけた。


ロッテが2点リード。


「今夜は大丈夫だろう・・・」と思っていたら・・・


痛恨の同点ホームラン・・・


黒木投手はその場で立ち崩れた。

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その時の黒木投手の表情は今でも忘れもしない。


そんな僕にとって思い出深い黒木投手が引退・・・

宮崎県出身選手の中でも特別な存在だった。



僕が初めて野球選手からもらったサインが黒木投手のサインだったのです。


あの闘志剥き出しの投球スタイルが好きだった。



オリンピックの女子日本代表の選手達とソフトボール対決をしていた時は絶好調で、まさか怪我に悩まされるとは思ってもみなかった。


悲しいけれど、黒木投手は引退していく・・ そして、同じく宮崎県出身の田中幸雄内野手も・・田中選手は2000本安打という大記録と共に。



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しかし引退していく選手もいれば、挑戦する選手もいる。


楽天イーグルス福盛和男投手。この選手は宮崎県の都城高校出身。田中選手の後輩に当たる。


彼はテキサスレンジャースへの移籍が決まった。


黒木投手と田中選手が引退・・ 同じ年に同じ宮崎県出身の福盛投手が大リーグ挑戦・・・


しかし、宮崎県知事で盛り上がった一年の終わりに、また宮崎県出身の野球選手の引退、大リーグ挑戦が重なるとは・・ なんか不思議な感じ・・・。 


ここまで宮崎が話題になることは今までなかったですしね。


なにはともあれ、福盛投手には黒木投手と田中選手の分も是非頑張ってもらいたい。


そしてまた、アメリカで大きな花を咲かせて、いつまでも宮崎の野球少年達の憧れであってほしい。