春ですね。
春と言えば新入生。
ピッカピッカの1年生。
みなさん希望や不安を抱いてそれぞれ新しい世界へ踏み出しているのですね。
私はいったい何十年前のことだったか・・・。
記憶がありません(笑)
さて。
小学校1年生の時、「友達100人出来るかな」という歌を習った方もいますでしょうか。
歌詞を要約すると、
友達100人作って富士山の上でおにぎりみんなで食べたいっていう歌です(ざっくり大ざっぱ過ぎ)
この歌にとてつもない違和感を感じてならないのです。
学校という小さな閉鎖的空間では「友達」で悩む人が比較的多いと思うのですが。
学校でなかなか友達出来ない子、本当に気の許せる友達がいないと悩む子。
そんな悩みの原因として、
友達はいたほうがいい。
それも人数が多ければいい。
「友達100人出来るかな」
こ、ここ、これは・・・
そんな刷り込みを持たせる歌じゃないかーー!!と。
私自身、大人になって思うことですが、
学生時代、本当に心から100%気を許せる友達なんていませんでした。
というより、自分の全てを他人に委ねるなんてことは恐ろしいですし、
それは今も考えは変わっていません。
この友達とはアクティブにスポーツで楽しむ!
この友達とはまったり文科系の遊びで楽しむ。
この友達にはこういう話を相談してみる。
この友達にはああいう話を相談してみる。
いや、ほら。
病院だってそうでしょう。
足が痛ければ整形外科に行くし、
風邪をひけば内科に行く。
(ちょっと例えおかしいですかね)
友達がたくさん作れる人は作ればいいし、
友達が少数で満足な人はそれでいい。
むしろいなくてもいいって言う人だってそれでいい。
「友達100人出来るかな」
私がもし小学校の先生だったら、
2番を勝手に作詞して
「友達100人出来ません」っていうのも教えたい。
100人出来る人も100人出来ない人も、1人も出来ない人も。
それぞれ自分に合った選択肢を考えて欲しい。
そんなことをこの春ポカポカ日和にふと思った次第です。