夏鈴side
保乃「今日は団体戦のメンバーを発表します
先鋒 森田ひかる
次鋒 守屋麗奈
中堅 田村保乃
副将 藤吉夏鈴
大将 小林由依」
夏鈴「私が副将…」
保乃「これは私と由依と話し合いで決めたので皆からの意見が合わない事があると思います
でも、このメンバーなら最高の景色が見えると思います
なので1年生の2人には重いポジションを任されたと思うけど力を貸してください」
ひかる「私達には心強い大将がいますもん笑」
由依「プレッシャー与えてくるな笑」
保乃「個人戦は皆出ます、だから頑張って行きましょう!
よし、今日はおしまい」
麗奈「大丈夫?」
夏鈴「大丈夫だよ、でも私はこのポジションにいていいのかなって思って」
麗奈「私は夏鈴はここのポジションだと思うよ?」
夏鈴「そうなのかな?」
私はメンバー発表の後ずっと気持ちが下がったままでいると保乃さんが声掛けてくださった
保乃「最後2人で話そ?」
夏鈴「分かりました」
保乃「由依」
由依「ん?」
保乃「私と夏鈴ちゃん話したい事あるから3人で先に帰ってて?」
由依「あ、分かった」
ひかる「今日ご飯食べに行きましょうよ〜」
麗奈「行きたいです!!」
由依「私はいいけどひかるめっちゃ食うから金無くなる笑」
ひかる「お寿司なら由依さんの方が食うじゃないですか!!」
ピコン
由依「私だ、またあの女」
ひかる「どうしたんですか?」
由依「インスタ交換した子が毎日のように連絡してきてウザイんだよね」
麗奈「大変ですね」
由依「それで何食いに行きたいの?」
ひかる「寿司で!」
由依「はぁ〜いいよ笑」
麗奈「行きましょう!」
由依「2人も話し終わったら来て」
保乃「分かった〜」
由依「行くぞ〜」
小林先輩は2人を連れて道場を出た
保乃「不安?」
夏鈴「え?」
保乃「団体メンバーのポジションが大将の前で不安?」
夏鈴「不安ですね、中学の時は中堅を経験していたのでどうしても不安で」
保乃「でもこのポジションを決めたのは由依なんだよ」
夏鈴「え?そうなんですか?」
保乃「うん笑私的に夏鈴ちゃんは次鋒とか中堅の方がいいんじゃない?って言ったら由依は藤吉ちゃんが私の前にいたら安心して試合が出来ると言ってたよ」
夏鈴「何か嬉しい///」
保乃「だから安心して試合してきな」
夏鈴「はい!!」
保乃「じゃあお寿司食べに行こっか!」
夏鈴「あ、私は親に言ってないんで行けないかもです…」
保乃「そうなんだってその問題は無いみたいだよ?」
夏鈴「え?」
ひかる「由依さんバレてますよ!」
由依「別にコソコソしてないし」
麗奈「夏鈴が心配だったんですよね?」
由依「ち、違うし///」
夏鈴「先輩」
由依「ん?」
夏鈴「ありがとうございます」
由依「う、うん」
ひかる「皆でコンビニアイス買いに行きましょうよ〜」
由依「そうだな」
麗奈「由依先輩の奢りで」
由依「あ、私?」
保乃「ゴチになります〜」
由依「明日絶対辛い練習だ!」
夏鈴「ゴチです」
由依「買いに行こう」
私は先輩や麗奈ちゃんの後ろ姿はとてもかっこよく私もあんな風になれるように頑張ろうと思った1日だった














由依side
皆と解散した後藤吉ちゃんと2人きりになり気まずくなっていると口を開いたのは…
夏鈴「私頑張ります」
由依「団体戦はチームで頑張る物だよ1人で頑張らないで大丈夫
もし、藤吉ちゃんが負けてきても私が絶対繋ぐから」
夏鈴「かっこいいですね」
由依「え///」
夏鈴「私先輩の事好きですね」
由依「私も好きだよ」
夏鈴「え///」
由依「私は藤吉ちゃんの事誰にも取られたくない」
夏鈴「え、え?///」
焦っている藤吉ちゃんの姿が可愛くて思った言葉が口から出てしまった
由依「藤吉ちゃんの事が好きです、付き合ってください」
夏鈴「え…」
由依「嫌だよね」
夏鈴「違うんです!!」
由依「ん?」
夏鈴「凄く嬉しいです」
由依「じゃあ付き合ってくれますか?」
夏鈴「もちろんですよ!!」
藤吉ちゃんは勢いよく抱きついてきた
由依「危ないでしょ?」
夏鈴「凄く嬉しいんですもん!」
由依「大好きだよ」
夏鈴「私も」
由依「私も?」
夏鈴「意地悪」
由依「ごめんごめん笑」
夏鈴「早く帰りましょう」
由依「うん」
私の恋は両片想いで終わるかもしれなかった恋が実りこれからはこの手を離さないようにずっと握っていこうと思った