夏鈴side
私は至って平凡で普通の高校生だ
夏鈴「今日から高校初めての部活だ!」
麗奈「ずっと楽しみにしてたもんね笑」
夏鈴「中学と違って高校の部活は違うから楽しみでしょうがないよ!」
麗奈「じゃあ早く行こ」
私は中学の頃から剣道をやっていてそこそこの成績を残したので高校では推薦を貰ったのだ
夏鈴「失礼します」
??「あ、あの時の2人だ!」
夏鈴「お久しぶりです!」
この人は2つ上の田村保乃さんだ
私が入るのを楽しみにしてくれたのだ
保乃「今日からよろしくね」
夏鈴「よろしくお願いします」
田村先輩と話していると後ろから誰かが現れた
?? •*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*
保乃「由依!挨拶しなさいよ!ひかるも」
ひかる「あれ?麗奈ちゃんに夏鈴ちゃんじゃん!」
麗奈「お久しぶりです!」
??「誰?見覚えないんだけど?」
保乃「今日から入部してくれる夏鈴ちゃんと麗奈ちゃんだよ!」
??「あ〜!覚えてるわ
一緒に稽古とか出来なかったけど保乃から話は聞いてるわ
私は3年の小林由依です」
ひかる「2年の森田ひかるです!仲良くしようね」
2人の先輩の自己紹介が終わると顧問の先生らしき人が現れ道場の中に入った
土田「遅れてごめんね、今日から5人で頑張っていきましょう
少ないけどこんなにも凄い人が揃っているのは中々無いからね」
保乃「確かに凄いですよね笑」
麗奈「そんなに凄いんですか?」
保乃「由依とかはね…」
由依「保乃、それは言わない約束でしょ?」
保乃「そうだった!とりあえず練習始めるから着替えよっか」
土田「今日は1年生の歓迎会の試合をやるんだけど3人は誰とやりたい?」
保乃「私は守屋ちゃんとやりたいですね」
由依「私は藤吉ちゃんとひかるとやりますよ」
ひかる「由依さん!私とやってくれるんですか!やる気出てきた!」
夏鈴「よろしくお願いします!」
由依「お手柔らかにお願いね笑」
夏鈴「はい!!」
小林先輩の不意に笑った笑顔に私は吸い込まれそうになった
保乃「じゃあ先にどっちからやる?」
由依「私はいつでも大丈夫だから安心して」
保乃「藤吉ちゃん達に任せるから準備出来たら教えてね」
麗奈「分かりました!」
ひかる「あの2人多分アップやらないから一緒にやらない?」
夏鈴「良いんですか?」
ひかる「そんな畏まらなくても今日から仲間なんだから笑」
夏鈴「一緒にやります!」
私は森田先輩と一緒にアップをやっている時に見えた小林先輩の優しい瞳に私の胸が苦しくなったのは今はまだ分からなかった










由依side
今日から入ってきた2人の新入部員が凄い子だということは保乃に言われて気づいたのだ
保乃「あの2人団体戦で関東大会までいったことがあるみたいだよ」
由依「じゃあ期待のエースだ」
保乃「由依には及ばないけどね〜」
由依「私は至って平凡だから普通なんだよ
保乃「守屋ちゃんも凄いけど藤吉ちゃんも中々の噂を聞くから試合楽しみだね」
由依「じゃあアップやめの声掛けお願いね〜」
保乃が3人に声を掛けアップが終わり私が先に試合をする事になったので面をつけ始めようとした
夏鈴「よろしくお願いします」
由依「よろしく」
私は藤吉ちゃんと試合をやり、少し苦戦などをしたが勝った
その後は保乃達やひかるとやって今日の練習に幕を閉じた
夏鈴「先輩!」
由依「ん?」
夏鈴「今日一緒に帰りませんか?」
由依「いいよ」
藤吉ちゃんに誘われて私は保乃達とは別に帰った













夏鈴side
私は先輩と帰る方面が一緒だったので誘ってみるといいと言われたので一緒に帰ることになった
夏鈴「今日稽古ありがとうございました」
由依「藤吉ちゃん良い動きするね」
夏鈴「先輩には勝てませんでしたけどね」
由依「流石に先輩が負けるわけにはいかないからね
でも藤吉ちゃんなら私より強くなるよ、もう私よりも強いかもね、ニコッ」
夏鈴「///」
先輩は褒めてくれると同時に私の大好きな笑顔を見せてくれた
由依「顔赤いよ?」
夏鈴「褒められて嬉しいんです!」
由依「そうなんだね笑これから藤吉ちゃんが良ければ仲良くしよ
連絡先交換しない?」
夏鈴「良いんですか?」
由依「私が交換したいんだから良いに決まってるんでしょ笑」
夏鈴「したいです!!」
由依「一目惚れしました(ボソッ)」
夏鈴「何ですか?」
由依「何でもないよ」
ボソッと言った先輩の言葉は何か意味ある言葉だったが私の耳には聞こえてはこなかった
夏鈴「送って下さりありがとうございました」
由依「明日も学校とかあるから風邪ひかないようにしなよ」
夏鈴「ありがとうございました」
由依「バイバイ」
夏鈴「さようなら」
先輩は自転車に乗ろうとした時…
由依「さようならじゃなくて……」
夏鈴 ムニュ
由依「バイバイでしょ?さようならにするともう会えないと思っちゃう」
夏鈴「わ、わかりました///」
由依「じゃあバイバイ」
夏鈴「バイバイ」
私の頬から手を離し先輩は自転車に乗って帰って行った
夏鈴「それはずるいですって…」
急な先輩の行動に身も心も付いていく事が出来ずパンクしそうになっていた
夏鈴「好きになっちゃった」
この気持ちいつか貴方に伝えられますか?