夏鈴side
暑くなってきて家の中で美羽とアイスを食べながらダラダラしていると
美羽「おねぇちゃん!あいすおいしいね!」
夏鈴「夏はやっぱりアイスだよね〜」
美羽「おねぇちゃんのひとくちちょうだい!」
夏鈴「いいよ〜」
美羽「パクッ、うま!!おねぇちゃんもあーん」
夏鈴「パクッ、美味しい!」
\ピンポーン/
美羽「誰か来た!!!」
夏鈴「そんな急いで走らないの!!」
美羽が開けたドアはこの先の私達を大きく変える出来事が起きるなんて誰も想像していなかった
ガチャ
美羽「だれ?」
◯◯「お嬢ちゃん、親御さんは居ないかな?」
美羽「おねぇちゃんならいるよ?」
◯◯「じゃあお姉ちゃんを呼んできてくれるかい?」
美羽「うん!待ってて
おねぇちゃんー!!」
夏鈴「どうした?」
美羽「おじさんが呼んでるよ」
夏鈴「何ですか?」
◯◯「お荷物を届けに来たんですけど」
夏鈴「私荷物なんて頼んでませんけど?」
◯◯「チッ、バレたか
女、大きい声を出すとガキの命は無いぞ」
夏鈴「辞めてください、何が目的ですか!」
美羽「おねえちゃん!!泣」
◯◯「金目の物何でも出せ、そうすればこのガキの命はあると思うぜ」
夏鈴「分かったのでちょっと待っててください」
私は美羽を助ける為に色々なものを持ってその男の元に向かった
夏鈴「金目のものはここにあります、だから美羽を返してください」
◯◯「あ〜分かったよ」
男は金目の物を受け取った後ナイフを大きく振り被ったのだ……
夏鈴「美羽!!!」
美羽「おねぇちゃんー!!」
グサッ
私は美羽を庇い右胸を刺された
男はその光景に耐えられず逃げて行った
美羽「おねぇちゃん!!!どうしよ!!」
夏鈴「み、美羽、今から言う事聞いて」
美羽「なに?」
夏鈴「今からひかるか天に電話を掛ければ助けてくれるからお願い」
美羽にお願いして私は静かに目を閉じた











ひかるside
今日は夏鈴以外のメンバーで遊んでいると夏鈴から電話が掛かってきた
ひかる「夏鈴から電話だ」
天「寂しくなって電話掛けてきたんじゃない?」
ひかる「そうかもね笑」
いつもは普通の電話で掛けてくるがテレビ電話に不自然を覚えた
ひかる「もしもし?」
美羽「ひ、ひかるちゃんたすけて!!!泣」
ひかる「何があったのか教えてくれる?」
美羽「おねぇちゃんがグサッてさされてたおれてるの!」
ひかる「え!!保乃ちゃん救急車!」
保乃「うん!!今掛けてる」
ひかる「麗奈ちゃんは瞳月とか頼んでもいいかな?私と天で夏鈴の家に行ってくるから」
麗奈「任せて、夏鈴ちゃんの事頼んだよ」
ひかる「うん天行くよ」
天「わかった」
私はなるべく急いで美羽ちゃんの元に向かうと凄く悲惨な現場だった
ひかる「美羽ちゃん!!」
美羽「ひかるちゃん!!」
天「もうすぐで救急車来るからね」
美羽「はやくしないとおねぇちゃんしんじゃう!」
天「あ、来たこっちです」
夏鈴は救急隊員の人に運ばれて行き美羽ちゃんは安心したのか気を失ってしまった
ひかる「美羽ちゃん!!」
天「完全に失ってるね」
ひかる「とりあえず一緒に病院行こ!」
私は美羽ちゃんを抱えながら病院に向かった















少しすると美羽ちゃんは目を覚ましたが衝撃の発言をした
ひかる「美羽ちゃん平気?」
美羽「おねぇちゃんだれですか?」
天「何言ってるの……」
ひかる「ひかるだよ?向こうにいるのはお姉ちゃんの夏鈴だよ?」
美羽「おねぇさんたちこわいよ」
天「ひかる、これって」
ひかる「多分一時的な記憶喪失だ」
夏鈴は眠っているし、美羽ちゃんは記憶喪失になってしまい私達の壮絶な生活がより一層の大変になる事が目に見えてきたのだ……
ひかる「夏鈴……どうしたらいいの」
夏鈴、どうしたら美羽ちゃんの顔には笑顔が戻るのかな