天side
俺はある子に好意を抱いている
夏鈴「またさくらちゃんの事見てんの?」
天「び、びっくりした!!」
ひかる「マネージャーになってから2週間経つけど1回も話しかけられてないじゃん笑夏鈴よりヘタレじゃん」
夏鈴「俺ヘタレじゃねぇし!!」
天「喋りたいって思っても目の前にすると話せなくて……」
ひかる「ちょっと待ってろ」
天「え?」
ひかるはさくらちゃんの方に行って話し始めた
夏鈴「さくらちゃんって静かな子だよな〜」
天「でも、友達と話してる時はめっちゃ笑顔だから話してみたいしさ」
さくら「山崎先輩?」
天「え……!!!!」
夏鈴「どうした?」
さくら「森田先輩から山崎先輩とスポドリ作ってきてって言われたんです」
天「わ、分かった」
急な展開で戸惑いながらも一緒に給水器に向かった
向かう最中はずっと無言で俺は頑張って話しかけようとした時……
さくら「山崎先輩?」
天「ん?」
さくら「私の事嫌いですか?」
天「なんで?」
さくら「誘った時も今も凄い嫌そうな顔をしていたので」
天「い、いや嫌いなんかじゃないよ!!!」
さくら「嫌われてるのかと思ってましたから」
天「そう思わせちゃってごめんね」
さくら「大丈夫です」
天「さくらちゃんはサッカーやってたりしたの?」
さくら「中学までやってました」
天「じゃあ今度一緒にやろうよ?」
さくら「良いですよ笑」
天「楽しみだわ〜」
給水器でスポドリを作り終わり運んでいるとある人にあった
玲「天〜」
天「玲?」
玲「なにしてんの?」
天「さくらちゃんとスポドリ作って戻る所、俺が持つね」
さくら「ありがとうございます」
玲「そんなのいいから私と帰ろ?」
天「無理だよ」
玲「どうしてよ?」
天「どうしてって言われても……」
俺は困っていると……
さくら「す、すみません」
玲「ん?」
さくら「山崎先輩は私と帰るので」
天「////」
さくらちゃんは給水ポットを持っていない方の腕に抱きついてきた
玲「それならしょうがないか」
玲は諦めたのか帰って行った
天「ありがとうね」
さくら「全然大丈夫です」
天「お礼したいからさ、何かあるかな?」
さくら「じゃあ今日一緒に帰りませんか?」
天「もちろんいいよ」
さくら「楽しみです」
さくらちゃんのふんわりした笑顔が凄く可愛くて俺は見とれてしまった
天「可愛すぎるだろ……///」














さくらside
私は山崎天さんが好き
まだマネージャーに入部してから1度も喋った事が無くて中々1歩踏み出せずに居た時森田先輩が協力してくれて色々と進展した
天「さくらちゃん?」
さくら「はい?」
天「帰ろ?」
さくら「すぐ準備してきます!!」
天「ゆっくりでいいからね」
私は待たせたくないので急いで準備して向かうと……
さくら「かっこいい……」
天「お、来た」
さくら「待たせてすみません///」
天「帰ろっか、ジュース買ったから飲みながらさ」
山崎先輩は私の好きなジュースを渡してくれてそれを飲みながら帰っていると山崎先輩が口を開いた
天「学校に慣れた?」
さくら「まだ慣れてはいないですけど凄く楽しいです」
天「楽しいなら何でもアリだもんね」
さくら「そうですね」
天「さくらちゃんの家って学校から近いだもんね?」
さくら「あそこです」
喋っているとあっという間に私の家に着いてしまった
さくら「送って下さりありがとうございました」
天「俺がやりたくてやってる事だから気にしないで」
さくら「あ、あの!!」
天「ん?」
ガチャ
さくら母「あら?さくら帰ってたのね」
さくら「うん」
天「こんばんは、ペコッ」
さくら母「イケメンじゃない!!」
天「全然ですよ笑ありがとうございます」
さくら「変な事言わないで」
さくら母「お名前なんて言うの?」
天「山崎天です、高3です」
さくら母「これからもさくらの事よろしくね」
天「こちらこそよろしくお願いします」
さくら「また明日」
天「またね、失礼します」
お母さんが現れもっと喋りたかった気持ちを抑え帰っていく山崎先輩の背中を見た
さくら「また一緒に帰りたいな……」