夏鈴side
あれから私達は順調に勝って行き、決勝戦まで行くことが出来た
夏鈴「まさかここまで来るとは思いませんでした」
由依「私達も来た事ない所だね」
天「……」
理佐「天ちゃん?」
天「次も勝ちたい……」
由依「大丈夫だよ、団体戦はチームで繋げる物なんだから」
天「そうですね」
試合の準備を始めているとまたしもあの人が天に声を掛けてきた
友梨奈「天、今日大将で出れないの?」
天「しつこい、出れる訳無いでしょ」
友梨奈「折角勝負出来ると思ったのに」
天「私達の学校の大将は由依先輩だから」
友梨奈「まぁ、落ちこぼれとやるよりマシだ」
夏鈴「天は落ちこぼれじゃない」
天「夏鈴ちゃん?」
夏鈴「天ちゃんを悪く言わないでください」
友梨奈「何でこいつの味方してんの」
天「友梨奈先輩」
私の腕を掴んでこようとしたので天はそれを弾いてくれた
天「試合始まるから」
理佐「全力を尽くそうね」
由依「よろしく」
友梨奈「じゃあね」
分かれた後天は1呼吸した瞬間、試合がスタートした
試合はこんなにも残酷な結果になると思ってもいなかった













天side
友梨奈……お姉ちゃんとの学校との試合は余り良い結果では無かった
私以外みんな負けてしまった
私達の学校は2位という結果で幕を閉じた
土田「お疲れ様!!まさかこんなにも良い結果を残してくれると思っていなかったよ
1年の2人も凄く良い活躍をしてくれたよ
本当にお疲れ様」
監督の挨拶が終わった後私は片付けをしているとまたもやお姉ちゃんに声を掛けられ、話す事になった
天「夏鈴ちゃん、私電車で帰るから先に帰ってていいよ」
夏鈴「分かった、お疲れ」
天「うん、お疲れ様」
夏鈴ちゃん伝えて、お姉ちゃんの所に向かった
友梨奈「おつかれ」
天「何か用?」
友梨奈「なんで私の所に来なかった?」
天「……これが私にとっていい選択だったんだよ」
友梨奈「私達が居た学校は強豪校に等しかった、天は強いんだよ、今居る学校には勿体ないよ」
何故か分からないが理佐さん達をバカにされてるような感覚だった
天「私は今のメンバーとやる剣道が好きだ、お姉ちゃん達とやってた剣道は好きじゃない」
友梨奈「間に合う、だからこっちにおいでよ。あの先輩達がいなくなったら団体戦には出れないんだよ!!」
夏鈴「それはダメです」
天「夏鈴ちゃん……」
先に帰っていたはずの夏鈴ちゃんは私の前に出てきた
夏鈴「天は私の学校の副将です、誰にも埋められない天にしか埋められないんです」
天「ありがとう」
友梨奈「私は諦めないから次こそ天をこっちに連れて来るから」
天「私は櫻学園剣道部副将だから欅学園には行かない、夏鈴ちゃんと一緒だ」
私はお姉ちゃんの前でそれを言った後夏鈴ちゃんと一緒に帰る事にした