夏鈴side
朝いつも通りに準備しているが美羽が起きて来ないので寝室に行くと珍しく寝ていた
夏鈴「美羽、朝だよ」
美羽「いやだ〜」
夏鈴「ちょっと顔赤い気がする」
美羽「うわぁぁん泣」
夏鈴「ごめんね、少しおでこ触ってもいい?」
美羽「いいよ」
おでこ触った瞬間熱いのが一瞬にして分かったので私は急いでリビングに行こうとしたが腕の中で……
美羽「おねぇちゃんいかないで!!!」
夏鈴「体温計とか持ってくるから少しだけ我慢しててくれる?
いい子にしてると良くなるよ」
美羽「いいこだからまってる」
夏鈴「ありがとう」
私は安心させるように優しく頭を撫でた後急いで体温計などを取りに行くとある事に気づいた
夏鈴「薬が無いや」
私はどうしよ〜と考えているとある人が連絡を来れた
ひかる:夏鈴〜
夏鈴:ちょうどいいところに連絡くれた!!
ひかる:何かあったの?
夏鈴:美羽が熱出したみたいだから私学校休むんだけど薬無いから買ってきて欲しくて学校あるのは知ってるけどお願いしたい
ひかる:いいよ!、急いで買って行くからもう少しだけ美羽ちゃんには我慢しててもらって
夏鈴:ありがとう、凄い助かる
ひかるに薬をお願いした後私は美羽の元に急いで戻ると小さな瞳に沢山の水が溜まっていた
美羽「おねぇちゃんおそい!!!」
夏鈴「ごめんね、もう離れたりしないから」
美羽「やくそくだよ!!!」
夏鈴「約束」
美羽と指切りをした後冷えピタなどを貼った後安心したのか寝始めた
夏鈴「久しぶりの熱だからキツイもんね、そばにいるから安心して」
私はそう呟きながら頭を優しく撫でた












ひかるside
朝早く用があったので連絡したら薬買ってこいと頼まれてしまったのでドラッグストアに買いに行こうとすると保乃ちゃんに会った
保乃「ひぃちゃんおはよう」
ひかる「おはよう〜」
保乃「そんなに急いでどうしたん?」
ひかる「美羽ちゃんが熱出したらしくて薬無いから買ってきてくれてって頼まれて」
保乃「もしかして風邪薬買うんだよね?」
ひかる「うん!!」
保乃「私風邪薬優ちゃんの持ち歩いてるからあげるよ」
ひかる「まじ!!助かる食べ物とか買ったんだけど」
保乃「はい、これ持って行きな〜学校には遅刻する事言っておくからゆっくり行きな」
ひかる「ありがとう、後で返すから」
保乃ちゃんにお礼を言ったあと私は自分が持つ体力の全てを使って走った
夏鈴の家の前に着き連絡すると鍵を開けてくれた
夏鈴「気使ってくれてありがとう」
ひかる「体調平気そう?」
夏鈴「熱が上がってきて泣いてばっかり」
ひかる「じゃあ私これ渡して帰るよ」
夏鈴「ありがとう」
ひかる「看病するのも良いけどちゃんと食べなよ、中に食べられる物入ってるから」
夏鈴「お金もってくるから待ってて」
ひかる「お金はいいから次会った時までに美羽ちゃん眩しい笑顔見せてよ」
夏鈴「分かった」
ひかる「お粥インスタントのが入ってるから書いてある通りに作って食べて」
夏鈴「助かるよ、早く治るよ」
ひかる「早く治して笑」
夏鈴「あ、美羽泣いてるから戻るね、朝から本当にありがとう」
ひかる「美羽ちゃんのそばにいてあげなよ」
夏鈴「うん、ずっといるよ」
夏鈴は急いでドアを閉めて美羽ちゃんの元に戻ったのだろう
ひかる「あの絆に勝てる奴なんていないんだろうな〜」










夏鈴side
ひかるから荷物を受け取り、泣いている美羽の元に戻った
夏鈴「美羽!!」
美羽「おねぇちゃん!!!なんでいないのよ!!!」
夏鈴「荷物取りに行ってただけだよ、ごめんね」
美羽「さびしかった!!」
夏鈴「ごめんね、泣いたらもっと辛くなるからゼリーとか食べよ」
美羽「ゼリーたべるだけ」
夏鈴「お薬もごくっんしよ」
美羽「いや!!」
美羽は極度の薬嫌いだ
夏鈴「薬飲んだら次のお休み美羽の好きな所連れて行ってあげるから飲も」
美羽「のむ!!」
さっきよりも乗り気でゼリーを食べ始め、薬を飲んだ
美羽「ニガ、がんばったよ!!!」
夏鈴「偉いよ!!ナデナデ」
美羽「にしし、ねむい」
夏鈴「おいで、抱っこしながら寝れば離れないよ」
美羽「だっこ」
美羽は私の腕の中に入ったらすぐに寝始めた
その後もお粥などを食べて、熱は段々と下がっていき次の日には元気になっていた
夏鈴「元気になって良かったね」
美羽「おねぇちゃんのおかげだね」
夏鈴「後でひかるにお礼しに行こうね」
美羽「いく!!!」
熱を出した時には見られなかった眩しい笑顔は枯れることは無かった