ひかるside
最近夏鈴の様子がおかしい
ひかる「夏鈴平気?」
夏鈴「平気だよ」
天「目の下に隈とフラフラ状態で言われても説得力無いのよ笑」
夏鈴「大丈夫いつもの事だから」
保乃「倒れる前に言うんだよ」
麗奈「美羽ちゃん心配するから」
夏鈴「分かった、ありがとう」
そう言って夏鈴は椅子から立ち上がると夏鈴の体が右に倒れて行きそれに気づいた天が止めたが意識が無かった
天「完全に意識無い」
保乃「保健の先生呼んでくる!!!」
麗奈「私の鞄枕にしていいから横にならせよ」
ひかる「私美羽ちゃん達がいる幼稚園に連絡してくる」
天「夏鈴!!しっかりして!!!」
天が揺らすが夏鈴が目を覚ます事は無かった










その後夏鈴は病院に運ばれ検査を色々受けたが過度な睡眠不足と栄養失調などが判明して今は静かに眠っていると美羽ちゃんや瞳月達が部屋に入ってきた
美羽「おねぇちゃん!!!!」
天「美羽、静かにしないと夏鈴に怒られちゃうよ」
美羽「しなないでおねぇちゃん!!!いやだよ!!!」
必死に起こす美羽ちゃんの顔には涙が出ていた
ひかる「美羽ちゃんこっちおいで」
美羽「うん」
悲しい顔をしている美羽ちゃんを優しく包もうとしたら……
瞳月「みう」
愛季「かりんちゃんはぜったいおきるよ」
麗奈「だからなかないで」
優「みんなでいいこにしてまってよ?」
4人は美羽ちゃんに優しく包み込んだ
保乃「絶対起きるよ」
ひかる「早く起きな美羽ちゃんの笑顔取り戻して」
天「とりあえず今日は一旦帰ろっか」
ひかる「美羽ちゃん」
美羽「ん?」
ひかる「今日はこの4人の誰かの家にお泊まりしよ?」
美羽「おねぇちゃんは?」
ひかる「まだおねんねしてるから美羽ちゃんも一応お家に帰って夏鈴に元気な姿見せよっか」
美羽「うん!!!今日ひかるちゃん家に行く!!」
ひかる「じゃあ行こっか」
少し元気に戻った美羽ちゃんと手を繋ぎ夏鈴の病室を出た
ひかる「早く起きてね夏鈴」
それから数日夏鈴に会いに行っているが起きる気配が1ミリも無く美羽ちゃんの顔にも笑顔が消えていった
ひかる「夏鈴いい加減に起きろよ!!!」
大きな声を出すと夏鈴の手がほんの少しだけ動いた
夏鈴「ん、、、ひ、かる?」













夏鈴side
目を開けると教室でも無く、病室に居た
夏鈴「美羽、、」
美羽「おねぇちゃん!!!!泣」
夏鈴「心配させて本当にごめんね
泣いている美羽を見て心が悲しくなってしまった
夏鈴「ひかるや瞳月ちゃん本当にありがとう、そしてごめんね」
ひかる「目を覚まして本当に良かったよ」
瞳月「みうよかったね!!!」
美羽「うん!!!おねぇちゃんスリスリ」
夏鈴「くすぐったいよ笑」
美羽「ニシシ」
保乃「この前の死んだ顔が嘘みたいだよ笑」
天「それほど固い絆で繋がれてるんだから」
麗奈「あの2人の絆に勝てる人は世界で探してもいないと思うよ」
そんな事を話していると医師が私の部屋に入ってきた
医師「藤吉さん目を覚まして本当に良かったです」
夏鈴「今までご迷惑をお掛けしました」
医師「そこで私達からある提案がございますので聞いてください」
夏鈴「分かりました」
医師「藤吉さんは今そこにいる妹さんと2人暮らしをされているのは本当ですか?」
夏鈴「はい」
医師「今回は睡眠不足と栄養失調で済みましたが今後は貴方の体に何が起きるか分かりません
なので、妹さんを児童相談所に預けるのはどうでしょうか?」
夏鈴「え……」
医師「貴方の体の事を1番に考えてください」
私はこの医師が何を言ってるのかさっぱり分からない
ひかる「夏鈴」
夏鈴「お断りします」
医師「何故ですか!!!貴方の体調は少しでも生活が良くなるかもしれないのですよ!!」
夏鈴「私はこの子がいる生活が当たり前です
貴方は私から宝物を奪おうとしています。提案してくださった事は凄く助かっていますが私は自分の体よりもこの子と普通では無いかもしれませんが私達2人にはそれぞれの幸せがあります
私は美羽が居れば他に何も望みません、美羽の100%の笑顔を引き出せるのは私だけです
私の体などの為に考えて下さりありがとうございます
この件は白紙でお願いします」
この説得が聞いたのか医師は優しく微笑んでくれた
医師「じゃあ約束してください、少しでも体調が悪くなったらすぐに病院に来てくださいお友達の皆さんもですよ
内緒ですが無料で見ますから」
夏鈴「ありがとうございます」
医師の優しさに感動していると美羽が私に抱っこされながら寝てしまった
ひかる「美羽ちゃんの寝顔こんなにスッキリしてるの初めて見た
夏鈴「え?」
美羽「Zz…」
保乃「やっぱり安心するのかもね」
天「これからもそばにいてあげなよ」
夏鈴「私はこの子のそばにずっといる
例え重い病気に掛かったとしても」