理佐side
私は不良である
1度も負けた事がなく毎日喧嘩で明け暮れている
ひかる「理佐さんに触んじゃねぇよ」
「す、すみません」
「命だけは……」
理佐「じゃあ喧嘩吹っかけてくんなよ、そういうのウザイし、ムカつくから」
こうやって毎日喧嘩している
ひかる「相変わらず強いですね」
理佐「まぁね、ひかるが居れば楽勝だけど」
そんな話をしているといつも私達を怒ってくる担任が現れた
由依「こら!!、何やってんの理佐」
理佐「喧嘩だけど、見てわかんないの?」
保乃「ひかるちゃんも!!、学校にクレームが耐えないから辞めてよ」
ひかる「私は理佐さんが辞めたら辞める」
理佐「辞めないし、命令してくんな、教師の分際で」
由依「私達は毎日言うよ、理佐がちゃんと学校に来て勉強して欲しいから」
保乃「ひかるちゃんもだよ!!」
理佐「じゃあ学校は行くけど勉強なんかしないよ」
ひかる「私もです」
由依「絶対してもらうから」
理佐「私なんかに構わなくていいのに」
私はその言葉を言って担任の後を去った









ひかる「じゃあ明日とりあえず迎えに来ます」
理佐「分かった、気をつけて帰れよ」
ひかる「分かってますよ」
私は家の中に入ると違う地獄が始まった
理佐「ただいま」
母「帰ってきたのかよ」
理佐「帰ってきました」
母「あんたなんか帰ってきても来なくてもどっちでもいいわよ」
お母さんはお酒に手をかけようとした
理佐「お母さんお酒飲みすぎだよ」
母「は、うるさいよ口答えすんな」
理佐「イタッ、投げないでよ」
お母さんはお酒の入った瓶を私の顔に投げてきた
母「口答えするお前が悪いんだよ」
理佐「すみません」
瓶を投げられ痛みに耐えていると家のチャイムが鳴った
理佐「はい?」
「あ、娘さんあの母親居たら呼んできてくんない、借金返済してもらわないと困るんだけど」
理佐「今お母さん出かけてて」
「ありがとう、どこにいるか知ってる?」
理佐「えっと、この時間ならホストかパチンコだと思います」
「居なくてもいいや、また明日来るからその時よろしく頼んだわ」
理佐「分かりました」
このやり取りが毎日のように続いている













朝ひかるが迎えに来てくれ久しぶりに制服を来て学校に行って教室に居たくないので屋上に2人でいた
理佐「ひかるはクラスにいたらいいのに」
ひかる「確かにクラスにいてもいいんですけど理佐さんといる時間の方が好きなので」
理佐「そっか……」
ひかる「タバコですか?」
理佐「うん、吸いたくなったから」
ひかる「私も吸っていいですか?」
理佐「いいよ」
私達はタバコに火をつけ吸おうとした瞬間予想外の人がまた来た
由依「こら!!!、タバコは吸うな」
理佐「またかよ」
保乃「ひぃちゃんも教室戻って勉強するよ」
ひかる「理佐さんとおるもん」
理佐「私に構うな」
由依「どうしてよ」
私はタバコの火を消し、担任の横すれ違う時に耳元で囁いた
理佐「人間いずれかは裏切る、あんたもそうでしょ」
私はその言葉を残してひかると屋上を出た