夏鈴side
女の子の告白を断った後森田さんは教室に入ってきた
夏鈴「日誌届けられた?」
ひかる「うん、掃除ありがとうね」
夏鈴「また何かあったら言ってね、手伝うから」
ひかる「ありがとう、部活頑張ってね」
夏鈴「ありがとう、気を付けて帰ってね」
どこか気まずい雰囲気があったが森田さんはすぐに教室を出た
夏鈴「俺も部活行くか」
教室の鍵を閉めて俺はすぐに部活に向かった












ひかるside
朝普段通りに学校に行くと藤吉君がヘッドホンをして外を眺めていた
私は邪魔にならないように静かに席に座り本を読もうとしたらこちらに気づいたのかベッドホンを外して声をかけてきた
夏鈴「おはよう」
ひかる「おはよう」
夏鈴「朝早いね」
ひかる「藤吉君の方が早いじゃん」
夏鈴「俺は朝の静かな教室好きだし、一人暮らしで暇なんだよね」
ひかる「そうなんだね」
夏鈴「遅刻しなくて済むし」
ひかる「それはあるね」
それからクラスの人達が入ってきたのでお互い自分の世界に入った
麗奈「ひかるちゃん〜おはよう」
ひかる「麗奈ちゃんおはよう」
保乃「ひぃちゃん〜ギュ」
ひかる「おはよう保乃ちゃん」
保乃「朝からひぃちゃんに会えて幸せだわ〜」
麗奈「相変わらず朝から元気だね〜」
保乃「それが保乃の取り柄だから」
そんな話をしていると山崎君と大園君が走って入ってきた
玲「遅刻するところだった」
天「ギリギリセーフ〜」
夏鈴「朝から忙しそうだな」
天「聞いてよ〜、玲が朝起こしに来てくれなかったんだよ」
玲「違うよ!!、起こしてるのに起きない天が悪いんだよ」
夏鈴「どっちが嘘ついてんだよ笑」
玲「天!!」
夏鈴「天も朝ちゃんと起きなよ」
天「は〜い」
夏鈴「もう高校生なんだから」
3人が楽しく話していると担任が来て授業がスタートした
「今日は授業で男女の2人ペアを作ってもらうから授業前にペア作っておけよ〜
私は自分から声をかけられないので余った人と組もうと思ったら背中をトントンってされた
夏鈴「森田さん、俺と組まない?」
ひかる「私でいいの?」
夏鈴「俺は森田さんと組みたくてお願いしてるんだよ笑」
ひかる「だって後ろ」
私が後ろというワード出した藤吉君が後ろを向くと女子が大量にいた
「藤吉君!!、私と組もうよ」
「いや、私と!!」
「違う私と!!
ひかる「だから他の子と組んだ方がいいよ」
夏鈴「いや、俺森田さんと組むから他の子とは組まないよ」
その言葉を言った後他の子は違う人と組み始めた
ひかる「何か申し訳ないかも」
夏鈴「そんなこと思っちゃダメだよ笑、俺のお願いを皆が聞いてくれたんだから」
そうして藤吉君は教材を持ってきて私の隣に座った
夏鈴「この課題進めていくらしいよ」
ひかる「ほんとだ、難しくないから簡単にいけそうだね」
夏鈴「早く終わらせて喋ろうね」
ひかる「分かった」
藤吉君と協力して課題を終わらせ、私達はお喋りタイムをしていた
夏鈴「森田さんってメガネいつも付けてるよね」
ひかる「目が悪くて」
夏鈴「1回取ってみてよ」
ひかる「良いけど」
お願いを断れないので取ると藤吉君は止まっていた
ひかる「藤吉君?」
夏鈴「ご、ごめん…///」
ひかる「大丈夫だよ」
藤吉君は顔を真っ赤にしていた
保乃「え〜!!ひぃちゃんめっちゃ可愛いやん」
麗奈「ほんとだ!!」
ひかる「そんな事無いよ」
夏鈴「俺ちょっとトイレ行ってくる」
藤吉君は逃げるように教室を出て行った
ひかる「どうしたんだろうね?」
保乃「わかんない」
天「俺達もトイレ行ってくるわ」
玲「夏鈴見てこよ〜」
2人も藤吉君を追いかけて行った












夏鈴side
俺は逃げるようにトイレに逃げてきた
夏鈴「どうしてこんなに胸が苦しんだろう……」
胸が苦しいので抑えていると天達が来た
天「夏鈴平気?」
夏鈴「あ、うん」
玲「どうしたんだよ?」
夏鈴「なんか胸が苦しいんだよ」
天「え?」
夏鈴「森田さんの事見たり、考えたりすると胸が凄く苦しくてやばいんだよ」
玲「夏鈴ほんとに言ってる?」
夏鈴「おう」
天「その謎分からないの?」
夏鈴「分かんない、初めての感情だから」
玲「はぁ〜、その答え一緒に探してやるから必ず成功させようぜ?」
夏鈴「いいの?」
玲「当たり前だろ、俺達親友なんだから」
夏鈴「マジでありがとう」
玲「ちょっと先に教室戻っててくんない?」
夏鈴「わかった」
俺は2人に言われ教室に戻ることにした
玲「天、分かったよね?」
天「うん、夏鈴って……」
玲・天「森田さんに恋してる……」