ひかるside
あれから1年が経ち麻衣さん達は引退する事になった
土田「世代交代が出来たところで3年生はここで解散だ」
ひかる「今までありがとうございました」
遥香「チームは任せてください」
麻衣「任せたよ」
それぞれの言葉を残し体育館を去った
土田「今回一軍に上がってきた1年はいない、まだこのメンバーで頑張ってもらう
後ユニの番号は麗奈に発表してもらう」
麗奈「えっと、4番から発表していきます




4番、PG賀喜遥香







5番、PF森田ひかる




6番、SG藤吉夏鈴








7番、C山崎天








8番、SF遠藤さくら





この番号でいきたいと思います」
私達はそれぞれユニを渡された
遥香「新体制になったのでもっとそれぞれの力を合わせて頑張っていきましょう」
ひかる「練習しよっか」
いつも通り10kmランから始まり、私達の時代は始まって行った










遥香side
世代交代をした後から私達のチームは確かに負けていないが私は少し悩みがあった
夏鈴「険しい顔してどうしたの?」
遥香「ん?私達のチームは確かに強いけど変化が欲しい」
夏鈴「私達が強くなるのじゃダメなの?」
遥香「チームの流れを変えてくれる人が私は欲しい」
私はそんな話を夏鈴ちゃんにしている時向こうではひかるちゃんとさくちゃんが1on1やっていた
ひかる「負けないよ」
さくら「私だって負けないよ」
天「私ともやろうよ〜」
ひかる「行くよ」
ひかるちゃんはドリブルをつくが簡単にさくちゃんを抜くことは出来なかった
ひかる「やっぱり難しいね」
さくら「簡単に抜けないから」
ひかる「じゃあこれやろ」
ひかるちゃんはフェイントを使いさくちゃんはそれに対応するのが遅くなり抜かれひかるちゃんはダンクを決めた
ひかる「勝った〜」
さくら「負けた〜、あ、私行く所あるから抜けるね」
ひかる「分かった、お疲れ」
天「ひかる!!私とやるよ!!」
ひかる「いいよ〜」
遥香「何本かやったら帰るからね」
夏鈴「最近やけに帰るの早いよね」
天「後着いてってみようよ」
ひかる「流石にそれはダメでしょ」
夏鈴「とりあえず見には行こ」
遥香「そうだね」
私達はさくちゃんの後を追った












さくらside
世代交代が終わり、私は1人で練習をしたくて三軍の体育館に行くと君に会った
さくら「びっくりした!!」
和「さくらさん?」
さくら「え?」
和「何故ここに?」
さくら「あ〜、1人で練習したくて」
和「私邪魔ですよね、帰ります」
さくら「バスケ好き?」
和「大好きです」
君のその顔は凄く輝いていた
さくら「じゃあ毎日ここで一緒に練習しよ?」
和「いいんですか?」
さくら「良いに決まってるじゃん」
この出会いから毎日のように和と一緒に練習する事にした
今日も三軍の体育館に行くと和はまだ来ていなかった
さくら「先に練習してようかな」
私は1人で自主練していると和はいつも練習着では無く制服姿だった
さくら「遅かったね」
和「すみません、あのさくらさんに伝えたい事があって」
さくら「ん?」
和「私バスケ部を













辞めます」
さくら「え……」