美青side
美青「弱い奴がよく俺に喧嘩売ってきたな」
「化物かよ」
美青「黙れよ、弱者に用はない」
「や、辞めてくれ」
俺は目の前の敵を殴り気絶させると近くには年上の幼なじみがいた
美羽「また喧嘩したのかよ」
美青「向こうから売ってきたからしょうがないじゃん」
美羽「そうかもだけど程々にしないと学校行けなくなるよ」
美青「別に行きたいと思わないから」
美羽「それを言われたら俺美青の親に怒られるから行ってくれ」
美青「分かったよ」
この人は20歳の村山美羽
俺が家から出たいと言ったら協力してくれて居候させてくれている
俺の光になってくれている
美羽「美青、今日ご飯何がいい?」
美青「ラーメン」
美羽「じゃあ食いに行くか」
そんな話をしていると誰かにぶつかってしまった
??「す、すみません」
美青「ごめんなさい」
美羽「珍しく謝れて偉いじゃん」
美青「珍しいって言うな」
??「ひかる、大丈夫??」
ひかる「大丈夫だよって的野君じゃん」
美羽「知り合い?」
美青「同じクラスの子」
天「ほんとじゃん、めっちゃ怪我してるけど大丈夫そ?」
美青「大丈夫だから」
美羽「怪我なくて良かったです、美青と仲良くしてあげてね」
天「勿論です」
ひかる「じゃあ失礼します」
美青の同級生と名乗る人達は行ってしまった
美青「あの子達別に友達じゃない」
美羽「そんな事無いと思うけどな」
美青「そんな事あるよ」
美羽「きっとさっきの2人は美青と仲良くしたいって思ってるかもよ?」
美青「そうだといいな」
その夜美羽は沢山俺の話を聞いてくれてやっぱり俺にはこの人無しでは生きていけないと思った
まさか美羽に恋心を抱いているなんて思ってもいなかった











美羽side
俺は的野美青の幼なじみである
そして美青に密かに恋心を抱いているが美青はこんな年上の人には興味無いんだと思う
美羽「はぁ〜」
夏鈴「ため息つく暇があるなら働け」
美羽「すみません」
夏鈴「何かあったのか?もしかして幼なじみ君のこと?」
美羽「そうですね、中々学校に行ってくれなくて」
夏鈴「そんなに無理に行かせるのもアレだから自分のペースで良いんじゃない?」
美羽「そうですよね」
夏鈴「とりあえず仕事片付けるぞ」
美羽「はい!!」
するとスマホが鳴り、美青の担任の先生からだった
美羽「先輩すみません、電話出てきますね」
夏鈴「分かった」
美羽「もしもし」
「あ、櫻坂学園の的野君の担任をしている物なんですけどお世話になります」
美羽「こちらこそお世話になってます」
「すみません、お忙しい時に」
美羽「全然大丈夫ですよ、美青が何かしましたか?」
「そうなんですよ、的野君がクラスの男の子と喧嘩をしてしまって
美羽「本当にすみません」
「今から学校の方に来られますかね?」
美羽「今から行きます」
「じゃあ待ってますのでよろしくお願いします」
電話を切り先輩に事情を説明して急いで美青の元に向かった
美羽「先輩すみません」
夏鈴「気にしないで的野君の所行ってやれ」
美羽「ありがとうございます」
学校に着くとお互い喧嘩していた
美羽「美青、怪我してるじゃん」
美青「別に大した怪我じゃねぇし」
美羽「なら良かったけど、本当にすみませんでした」
美青「なんで謝る必要があるんだよ」
美羽「え?」
「こいつが悪いんだから謝って当然だろ」
美青「は?お前が美羽の事をバカにしたんだからお前が美羽に謝れ」
美羽「状況が掴めないんだが」
「先に手を出してきたのはお前だろ」
「とりあえず今日のところは帰って頂き罰は後程こちらで決めますのでよろしくお願いします」
美羽「本当にすみませんでした」
美青「……」
その後学校の帰り道を帰っていると河川敷があったので座った
美羽「無理に話してと言わないよ」
美青「え?」
美羽「どんな理由があろうと俺は美青を嫌いになる事無いから」
美青「昨日頑張って学校に行ってって言われて学校に行ったんだよ、そしたらひかるや天が仲良くしてくれて楽しいなって思ったら、俺を嫌う人達が俺の悪口を言ってたんだけど俺ならいいやと思ってたら突然美羽の悪口も言い始めてムカついて殴りかかったって感じ」
美羽「美青かっこいいじゃん」
美青「え…///」
美羽「確かにその状況だったら俺は美青と同じ事をしてると思うよ」
美青「そうなんだね」
美羽「だって」
俺は美青の頬を包んだ
美羽「俺の大切な人を傷つける人は誰であろうと許さないから」
美青「…////////」
美羽「何照れてんだよ笑」
美青「照れてねぇし」
美羽「まだまだ子供だな」
美青「子供じゃないもん」
美羽「じゃあ今から俺が言う事に2択で答えろ」
美青「ん?」
美羽「俺の物になる、YESかNoで答えて」
美青「YESで」
美羽「流石美青だ」
美青「じゃあ約束して欲しいな」
美羽「ん?」
美青「これからも俺の光でいてよ」
美羽「いいよ」
美青「やった」
幼なじみの恋愛なんて叶わないと思っていた
でも俺達にはそんな事関係ない
俺は君の光としてこれから生きていくことを誓うよ