ひかるside
体育倉庫の掃除が終わり、家に帰り貰った番号を登録すると電話がかかってきた
保乃「もしもし」
ひかる「もしもし、私今さっき番号登録した所笑」
保乃「早く電話したくてかけちゃった」
ひかる「丁度私も同じ事考えてた」
保乃「バスケって小さい頃やってたよね?」
ひかる「うん、やっててクラブチームに小学生の時は入ってて、中学はちょっとレベルの高い所から推薦を貰って行ったら天や夏鈴に出会って3年間全中制覇したんだよ」
保乃「あれ?麗奈ちゃんはなんの部活入ってるの?」
ひかる「ダンス部だよ、凄い上手いよ、前に見に行った事あるから」
保乃「高校はやらなくなったんだね、バスケ」
ひかる「うん、保乃ちゃん見たい?」
保乃「出来れば見たいかな」
ひかる「じゃあ私バスケ部入ろうかな、今日の対決面白かったから」
保乃「え!!、無理してない?私がわがまま言ったせいで」
ひかる「だって私のバスケを好きって言っくれる人が近くにいるし、天や夏鈴が居なかった私は入らないからさ」
保乃「また見れるの超嬉しい」
ひかる「暇だったら見に来てね」
保乃「うん……」
ひかる「保乃ちゃん?」
寝息のような声が聞こえてきたので私はおやすみと言って電話を切った
ひかる「じゃあ夏鈴に電話かけようかな」
夏鈴「どうした?」
ひかる「夏鈴って部長だよね?」
夏鈴「うん、一応ね」
ひかる「私の事バスケ部に入れてくれない?」
夏鈴「え、入ってくれるの?」
ひかる「うん、今日やって楽しかったから」
夏鈴「歓迎するよ、またひかるとバスケ出来るのは嬉しいし」
ひかる「私も2人がいるからバスケやろうと思うし、また私にバスケの楽しさを教えてくれない?」
夏鈴「いいよ、教える」
ひかる「じゃあ明日から練習参加する」
夏鈴「とても助かる、部員少なかったから」
ひかる「力になるよ」
夏鈴「スコアラーの力を見せてよ、また制覇しようね」
ひかる「うん」
夏鈴の電話を切り、私はクローゼットからバッシュを出して磨いた
ひかる「勝ちになんてこだわらない、私は2人と一緒に楽しさを取り戻すんだ」