はるぽん 守りたい物はあと少しで終わりにしようかなと思っています

この作品は前回の一目惚れよりも好きと言って下さる方が多くて凄く嬉しいです。

次はどんな長編作品を書こうか悩んでいます前回あげたTwitterはフォローして下さると嬉しいです

では、スタート⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



光side

俺はひかると双子の兄として産まれてくるはずだった……

俺は天国からひかるや姉貴の事を見ていた、それは親の理不尽な怒りのせいで毎日殴られたり、罵声を浴びさせいた

それでもひかるは姉貴がいるから生きていけたのだと思う

あの日が来るまでは……

姉貴が親に殺された後ひかるは感情を失い親のサンドバッグになっていた、俺はそんな姿が見たくなくて神にお願いしたが聞いては貰えなかった

でも、1人だけ俺の願いを叶えさせてくれる人がいると聞いた、それは閻魔大王だ

俺は閻魔大王にお願いしひかるの心の中で生き続けることを誓った

この世界で生きるのが辛いのなら俺が代わりに生きて上げればいいと思った

もう誰もひかるに触れさせない

きっと朱雀も同じ思いを持っているはずだ

光「ひかるは俺の心の中で生き続けるだから諦めて帰れよ」

保乃「なんで1人で抱え込もうとするのひぃちゃんの周りにはこんなにも沢山の仲間がいるんだよ」

光「信じれば信じる程裏切られた時の代償が大きいんだよ、俺はその苦しみをひかるに二度と味合わせたくない」

朱雀「この世に身分なんか生まれたせいで夏鈴は死ぬ程苦しんだ」

天「私は夏鈴やひかるが何を抱えてるのか分かんないよでもそれを私や保乃に話してよ」

朱雀「話したってわかってくれんの?」

朱雀は感情的になってきたのかナイフを手に持っていた

光「朱雀辞めろ、傷つけないって言ったろ」

朱雀「甘ったれた事言ってんなよ」

光「俺の考えは確かに甘いかもしれないでも、人を傷つけるのは違う」

保乃「ひぃちゃん!!」

一瞬だけ光がいなくなりひかるが現れた

朱雀「俺はこの世界では生きてはいけない存在なんだぞ、誰かを傷つけるかもしれない」

天「私は夏鈴にどれだけ傷つけられたっていいよ、ずっと夏鈴のそばにいられるなら」

光「俺達の目的を逸らしちゃダメだろ、俺達はこの人達に復讐するのが目的じゃない親に復讐する事だろ」

朱雀「そうだった、ごめん」

保乃「ひぃちゃん戻ってきて、私ひぃちゃんがいない世界なんて要らない」

光「保乃ちゃん……」

友梨奈「ひかる 夏鈴出てきてよ、私達もその復讐に協力するから少しは私達の事信じて」

理佐「世界が夏鈴の事を必要としてなくても私達は夏鈴が必要なの、それは1番天ちゃんが思ってる」

天「夏鈴帰ろ、 私少しだけ暗殺術習ったんだよ

夏鈴程強くは無いけど半歩ぐらい近づけたと思う」

保乃「ひぃちゃんのおかげで私の心の中に一筋の光を与えてくれた

だから次は保乃がひかるの真っ暗の心を晴らせてあげる」

光「保乃…」

朱雀「天……」

2人は一筋の涙を流した

次の瞬間2人の胸の辺りが光った


ひかる「保乃ちゃんただいま」

夏鈴「天ただいま」

保乃「ひぃちゃん!!」

天「夏鈴……」

ギュ

ひかる「急に抱きついたら危ないよ」

保乃「だって嬉しかったんだもん」

夏鈴「心配かけてごめん」

天「これからずっとそばにいるって約束してくれたら許して上げる」

夏鈴「命を懸けて守るよ」

そんなやり取りをしていると光包まれた見慣れた人が現れた

ひかるside

光「いい仲間に恵まれたなひかる」

ひかる「うん、ありがとう」

光「強くなったなひかる、あの時はどうしたらいいか分かんなかったよでもこの人達のお陰で感情を取り戻す事が出来ました。ありがとうございます」

保乃「この人だれ?」

ひかる「私の双子のお兄ちゃんなんでしょ?」

光「よく分かったな」

ひかる「ちょっと似てたからね」

光「これで俺は悔いなく上に行けそうだよ」

ひかる「ちょっと待ってよ」

光「ん?」

ひかる「理佐さん達がやってた契約結んで欲しい」

光「俺なんかと契約結んだって何も役に立てないぞ」

ひかる「それでもいい、私はお姉ちゃんの仇を打つにはお兄ちゃんが必要なんだよ」

光「分かった、1つ条件があるんだ」

ひかる「何?」

光「俺の力を使う時は注意して使え」

ひかる「分かった、でも大丈夫だよ私にはお兄ちゃんやみんながついてるから」

光「流石俺達の妹だ」

ひかる「これからよろしくね」

光「田村さん?」

保乃「はい?」

光「ひかると幸せになってくださいね、ひかるの幸せが俺達の幸せなので」

保乃「任せてください」

光「最後に俺達の妹になってくれてありがとう、お前は最高の妹だ」

ひかる「ありがとう、お姉ちゃんもお兄ちゃんも大好きだよ」

その後お兄ちゃんの力は私の中に残り、お兄ちゃん自身は消えていった

ひかる「お兄ちゃん……」

保乃「優しい人だね」

ひかる「まぁね」

友梨奈「またこれからもよろしくな」

ひかる「はい」



夏鈴side

目の前には現れたのは私の唯一の味方であった人だ

夏鈴「久しぶりですね、師匠」

朱雀「よく分かったな、夏鈴」

この人は俺が家を追い出された時にいつも声をかけてくれる優しい人だった

夏鈴「今の私がここにいるのは師匠のお陰なんです

大切な仲間や守りたい人も出来ました」

朱雀「この子が守りたい人?

夏鈴「そうです」

天「山崎天です」

朱雀「可愛い子だね、夏鈴の事頼んだ」

夏鈴「私ずっと謝りたい事があったんです」

朱雀「ん?」

夏鈴「私を庇ったせいで師匠は殺されてしまって、本当は私があそこで殺されれば師匠は死ななくて済んだのに」

朱雀「私は1度もお前を恨んだことなんて無いよ、私を親のように懐いてくれる夏鈴が凄く可愛くて好きだった

これからは残された命を大事にして生きていくんだぞ」

夏鈴「お別れみたいに言わないでくださいよ」

朱雀「お前の心の中に私の全ての力を託しておいた、ちゃんと上手く使えよ

天ちゃん、こんな奴だけどずっと傍にいてあげてね」

夏鈴「師匠、見ててください

必ず自分の試練を達成し胸を張って師匠に会いに行きます」

朱雀「楽しみにしてる」

その言葉を残して師匠は消えていった

この力絶対無駄にしない

俺の傍には師匠がいつもついてる

理佐「優しい人だね」

夏鈴「私がここまで生きてこれたのは師匠のおかげなので」

天「必ず成功させようね」

夏鈴「傍にいてくれよな」

理佐「私達が付いてるから」



夏鈴「ひかる」

ひかる「夏鈴」

夏鈴「久しぶり」

ひかる「夏鈴もね

夏鈴「頑張ろ」

ひかる「うん」

友梨奈「帰るぞ」

ひかる.夏鈴「えっ」

理佐「何驚いてんのよ笑」

愛佳「2人の帰る場所は欅組でしょ」

由依「今日は豪華な夜ご飯にしよっかな」

さくら「私達も参加したいです」

遥香「まだ皆さんと一緒にいたいです」

麻衣「皆で酒飲むぞ〜」

保乃「ひぃちゃん帰ろ」

ひかる「うん

ちょっとお願いがあるんですけど」

飛鳥「ん?」

ひかる「和を乃木組に入れてあげてください

今の私達がいるのは和のおかげなので」

麻衣「いいよ」

和「よろしくお願いします」

友梨奈「じゃあ帰りましょ」

この後帰り、バカ騒ぎをして初めてのお酒はとても美味しかった

ベランダで星を見ながらお酒を飲んでいたら夏鈴が現れた

ひかる「夏鈴?」

夏鈴「改めておかえり」

ひかる「ただいま」

夏鈴「これから欅組の皆に迷惑掛けた分頑張ろ」

ひかる「そうだね、私にはお兄ちゃんが付いてるから」

夏鈴「私にも師匠が付いてる」

ひかる「復讐必ず成功させよ」

夏鈴「うん」

本来の自分を取り戻せたのは間違えなく周りの皆や保乃ちゃんのお陰だ

今の自分に出来るのは復讐を成功させる事それを成功させる為に夏鈴や皆に協力して貰い復讐したら保乃ちゃんと幸せに暮らしていこうと思った