美羽side
夏鈴さんが居ない久しぶりの休日で暇なので散歩に出掛けようと着替えて財布とスマホと飴を持って出かけた
美羽「気持ち〜」
久しぶりの外でルンルンな気分でいると黒猫に会って触っていると自然と懐いてくれた
🐈‍⬛「ニャー」
美羽「可愛いね、夏鈴さんみたい」
🐈‍⬛「スリスリ」
美羽「君の名前はりんちゃんだ
夏鈴さんのりんから取ったんだよ〜」
🐈‍⬛「にゃ〜」
猫に触るのに夢中になっていると天国から地獄に変わっていたのだ
??「随分幸せそうに生きてるみたいだな、美羽」
美羽「と、父さん」
父「居なくなったと思ったらこんな所で呑気に生きてるとはな」
美羽「そっちから出て行けって言って出て行ったんだから関係無いだろ!」
父「実の父に歯向かって来るんじゃねぇよ!ドス」
美羽「……っもうあんたの事親なんて思った事ない!私の家族は夏鈴さんだけだ!」
父「今まで誰のお陰で生きて来れたと思ってんだ!」
美羽「うるさいよ……っ」
父さんの怒りを買ってしまったのか意識が朦朧としかけるぐらい殴られた
美羽(夏鈴さん助けて……)
そんな思いなんて届くはずが無いと思っていると……
美青「美羽!!」
瞳月「しっかりして!!」
美羽「み、お……」
瞳月「誰か!!警察お願いします!!」
父「何すんだ辞めろ!!」
美青「美羽に近づくな!!」
人「今警察呼んだので安心してください」
美青「ありがとうございます」
父「畜生!」
美青のおかげで私は死なずにすんだ
美青「美羽!しっかり!」
瞳月「もう大丈夫だから!!」
美羽「……」
美青「救急車もお願いします!」
人「呼んであるので安心して」
玲「美青ちゃん!!」
美青「玲さん!美羽が!!泣」
玲「落ち着いてもう少しで救急車来ると思うからそれに一緒に乗って行って私は犯人を捕まえてくるから!」
隊員「何方か付き添いお願いします!」
美青「私行きます!」
瞳月「私も!!」
美羽「みお、、しづき、、」
美青「美羽!」
瞳月「美羽!!」
美羽「わ、たしは、へいき、、」
私が最後見た景色は美青と瞳月の泣き顔だった















夏鈴side
学校で研究授業の準備をしていると的野から電話が来た
夏鈴「もしもし?」
美青「美羽が病院に運ばれました」
夏鈴「え……」
美青「櫻病院に居ます早く来てください」
夏鈴「わかった……」
ひかる「どうしたの?」
夏鈴「美羽が病院に運ばれたって……」
天「やばいじゃん!!!」
夏鈴「櫻病院に行ってくる!」
ひかる「私達も着いて行く!」
由依「私も行くわ」
私は由依先生の車に乗って櫻病院まで向かった
夏鈴「的野!!」
ガシッ
美青「何で美羽を1人したんですか!!!後遅かったら美羽は命を落としてたんですよ!!」
夏鈴「ごめん……」
瞳月「美青、ここ病院だから……」
ひかる「美羽ちゃんはどんな感じなの?」
美青「怪我の治療とかで今は一時入院をするらしいです」
夏鈴「美羽……ごめん……」
美青「どうしてこんな事に……」
玲「美羽ちゃんの父親が借金が増えたからだよ」
夏鈴「玲!」
玲「逃がしてしまったけど調べた結果もう取り返しのつかないところまで来てるんだよ
総額1000万以上」
夏鈴「もしかして人身売買しようとしてたってこと?」
玲「多分その可能性高いよ」
夏鈴「ちょっと今から行ってくるわ」
玲「どこによ!」
夏鈴「美羽の親の所に」
由依「そんなに急いだら危ないんだよ!」
夏鈴「もう後戻りは出来ません、由依先生も同じ事してましたよね?」
由依「わかった」
夏鈴「美羽には内緒にしておいて下さい」
私は覚悟を決めて向かった 歩いていると黒猫に出会った
🐈‍⬛「スリスリ」
夏鈴「可愛いね」
一撫でした後私は向かった
私は絶対美羽の親を許さない