仕事から帰宅すると、
妻が不意に、
妻『 今日、上娘と下娘が昼寝している間に、コンビニ寄ってコーヒー買ってきた。』と、報告をしてきた。
黙っていれば良いものを、何か後ろめたいことでもあるのかな、んんー?、などと思いつつ聞いていると、
妻『 でも大丈夫。出かける時は、火元確認して、ベランダ、玄関の鍵も閉めて行ったから。』と。
なるほど、残した二人の安全を確保したから大丈夫という判断なのだろうか。
その判断が正しかったのか、不安だったのだろうか。
ただ…、
私『 違う、そうじゃない。』
妻『 どういうこと?』
ここでこの時の対応を考えてみる。
二人の( 娘二人 )安全を確保するなどは当然のこと。
ガス栓、水周り、刃物類、ベランダからの落下、外に出て交通事故に遭わせない為の戸締りは大事なこと。
それは、当然のこと。
ここでのリスクパターンは2つ。
①家にいる娘が、親の留守中に何らかの事故に遭うパターン。
②戸締りをして出かけた親が、出先で何らかの事故に遭うパターン。
①は昼寝をしているのを確認した上で外出。娘二人が鍵を開けて出さえしなければ、ギャーギャー泣き叫んでいる家に、用事を済ませた親が『 ゴメン、ゴメン』と謝りながら帰ってくる。
出掛ける時間は長くても10分、15分である事が前提。子どもを置き去りにして鹿児島ランデブーとか愚の骨頂だぞ!
ちなみに、
一歳~三歳頃の子ども( 発達障害児など )が玄関のドアを開けて出ていって行方不明とか聞くけれど、それを成し得るには、
①親が、子どもが居なくなるまでの時間、子どもから目を離す。
②一歳~三歳が自分で開けられる高さにドアの鍵がある。
③重量感のある扉を開けて、挟まれることなく(或いは挟まれながらでも何とか )外に出る。引き戸の場合も、開けた後にきちんと閉めて出ていく。
④恐らくドアの開閉時に大きな音がするけれど、誰にも気づかれることなく外出する。
⑤その間、親は何かに夢中で気づかない。
…有り得ないでしょ、などと思っています。
話を戻して、
問題となるのは②のパターン。
『 出かけた先で親が事故に逢う。 』
親が事故に遭い、命は助かったとしても救急車で何処かの病院に運ばれる。数分後に帰る筈の家には、しっかりと戸締りがされているから、中から鍵を開けて出てこなければ、子どもが残されていても誰も気づかない。
ギャーギャー泣き叫び続けて、仮に近所の人に保護されたとしても、そこに親は帰ってこない。
私『 そこまで考えての外出か。』
妻『 考えてなかった。ゴメン。』
誰もが、事故に遭おうと思って事故に遭う訳では無い。
ふとした時に魔が差し、足元をすくわれる。
『 心配し過ぎじゃない? 』
とか、
『 事故にそんなに遭わないでしょ? 』
なんて思われそう。
では、交通事故に遭う確率は?
…。
結局は、
遭うか遭わないかの2分の1の確率でしかない。
誰もが皆、
まさか自分がとは思わない。
考え過ぎだろうか。
などと、考えて居ると、
家に子ども残して鹿児島とか、車に残して数時間パチンコとか、愚かだよなぁと思う。
ま、それと一緒にするのも、されるのもアレだけどね。
私の元に降りてきた命を、大切にしなければならない。
留守番独り立ちとか、初めてのお使いとか、
超ビビるんですけど!