オーロラの町、サーリセルカからバスで20分ほど走ったところに、
カクスラウッタネンというホテルがあります。
森の中にポツンとある感じの、小さなホテル
このホテル、普通のホテルではありません。
母屋で鍵を渡され、ホテルの敷地内を歩きます。
到着したのが遅かったので、外は真っ暗。
道を歩いていくと、並んだ明かりが見えてきました。
さて、これは何の明かりでしょうか?
さらに近づいていくと、扉が。
この扉はとても小さくて、モチくんが入ろうとするとこんな感じ。
この壁を見て、なにか気づきませんか?
部屋の中はこんな感じ。
この部屋は寝袋で泊まる、かまくらなのです。
私たちが泊まった部屋はガラスイグルーと呼ばれる部屋。
1軒1軒独立していて、それはそれは小さな建物です。
外観をみるとわかるかもしれませんが、
この部屋、天井がガラス張り。
母屋からも離れていてまわりの明かりもほとんどないので、
暖かい部屋の中で星や、運が良ければオーロラを見ながら
寝ることができるという素敵部屋なのです
夜になり、部屋から空を見上げると満点の星空が
いつも見ている空とは比べ物にならないほど、空いっぱいの星。
感動しました。
寝てしまうのはもったいないな~と思いつつ、
モチくんと外を散歩したり、部屋で乾杯したり。
そして時差ボケの影響もあり、9時頃には爆睡・・・
夜中1時ごろにモチくんに起こされ
オーロラ探しにホテルの敷地内をうろうろしましたが、
この日は結局オーロラは見られず。
フィンランドでは、雪国の多くがそうであるように
部屋の中はかなり暖かく保たれています。
だいたい25℃くらいかな。
外は零下なので、室内と外の気温差30℃!
部屋の中で厚着をしていると汗をかいてしまうので
部屋の中に入ったら脱がなければならず、
外に行くときは着込まなければならず、時間がかかるんです
でもその手間や外の寒さを加味して考えても、
やっぱり外に出たいと思いました。
だって外に出ればオーロラが見えるかもしれないからね!
この日はオーロラは見られませんでしたが、
あの満点の星空はとても素敵な思い出です
サーリセルカでは日本人旅行者がたくさんいて、
仕事で常駐している日本人もいたので
あまり英語は使わなかったのですが、
ここカクスラウッタネンは日本語まったく通じず・・・。
ホテルの説明も全部英語でした
なんとか言うことは理解できたものの、言いたいことがあっても
英語が話せず伝えられないので妙にドキドキしました。
緊急事態が何もなくてよかったわ~。
でも、やっぱり英語が話せたらなぁ・・・と何度も思いました。
ちなみにカクスラウッタネンのガラスイグルー、
日本で宿泊予約をしたんですが、
料金が1泊ひとり25,000円(夕食なし朝食付き)です。
部屋としてはトイレ以外何もない小さな部屋なのに・・・高い・・・
ハネムーンじゃなければ泊まれません。。
そしてガラスイグルーの唯一の難点は、
部屋の中から外が見える=外からも見える
ってことでしょうか。
いちおう外にいる人の目線の高さまではカーテンがついているのですが、
中にいる人が立ったり動いたりするとわかります。
隣のガラスイグルーでも人が動いている様子がわかりました
鍵はついてるけど、神経質な人には向かない部屋かもしれません。
でも気にならない人にはぜひオススメ!
日本じゃできない経験ができますよ~