はんど | 4s kamakuramgr

はんど

つばさで

とべたなら
いまなら
とべるなら

ひかりは
さしこんで
いてね

今できることは
両の手に込めた
祈り

いつもなら
潰されそうな
夜には
逃げ場所を
探してた

行かないよ

まだ
月明かりでも
夜明け前
射し込んでるから
これは
祈りを運ぶ道

この薄暗がり

君のことを
つよくねがふ
君を感じて

空に祈る千回
星を数えてたら
少し宙に
近づけてる?


強く込めた
ねがい
包み込んだ

つばさ

ねむりかたや
とびかたは
わすれてても

真夜中
終電の過ぎる
遮断機も

飛び越えるの


作詩
猫萠