はじめにこのニュースを目にしたときは「あーあ、また精神科病院で暴力事件がおきちゃったんだ」くらいにしか思いませんでした。
でも、Eテレでこの精神科病院のルポを見たら、そんなふうに思った自分が恥ずかしいって思いました。
ニュースで出た暴力事件は氷山の一角でしかなく、この病院では日常的に虐待が行われており、それに苦しむ患者さんがどれだけいたのだろうかと思うとほんとに心が苦しくなります。
こんなことをする看護師がいるなんて。
信じられない、とは言えない。
看護師が患者に暴力をふるう事件は前にも起きてるし。
「病院、看護師、暴力事件」という単語から私が想像するのは「精神科病院」。
反射的にすぐに頭に浮かびました。
行政に対しても、うわー...って思いました。
いじめで生徒が自殺しても、自分には関係ないという顔で対応する教育委員会みたいな雰囲気を感じます。
「個別の事案についてはお話しできません」ってお決まりの言葉を言っていて、なんかもう笑ってしまった。
「もし話したことが元になって自分たちに火の粉がかぶったら大変なんで言わないでおくよ」ってことでしょ?
加藤厚生労働大臣のこの問題に対する受け答えなんて、「俺は知らねーし、関係ねーよ」って心の声が聞こえた気がしたんですけど。
私、エスパーになったのかって一瞬思ったよ。
番組は終始、見ていてつらかったんですが、最後にものすごい爆弾投下してきた。
埼玉にあった朝倉病院の元院長が、滝山病院の現院長であると。
・・・・・・え?
朝倉病院でおきたことって殺人事件みたいなものなのに、それを主導してた人物が再び病院で働いていることに、とてつもない衝撃を受けました。
あんなことしておいてよく再び医者として働けるなって思います。
でも、それ以上にあの院長が再び医者として働くことができる資格を与えられているということにショックを受けました。
日本、やばくない?
この先、あの病院がどうなるかはわからないですが、とにかく現在入院している患者さんたちが虐待を受けない環境に身をおけることを願ってやみません。
私の父も昔、アルコール依存症の治療のために精神科病院に入院していたことがあります。
もし、父がこんな病院に入院していたらと思うと恐怖でしかないです。
この事件を知って、他の精神科で起きた事件も詳細が知りたくなりネットで検索していろいろ読みました。
そしたらあまりのひどさに、目がくらみました。
Eテレの番組で滝山病院の看護師が枕や手で患者の頭を殴っていましたが、他の病院ではそれどころじゃないことが行われていたことを知ってしまった。
宇都宮病院ってなんで廃院にならなかったんでしょうか。
加害者たちも犯した犯罪を考えるとずいぶん軽い刑だと思います。
何よりも恐ろしいのは当時の院長(犯罪者)が今も(90代)診察をしているということ。
この事件は昔のことだしよいほうに変わったのかと思いきや、今もこんな事件を起こしているらしい。
あと安田系列病院の事件もひどい。
空いた口がふさがらない。
いろいろ知った私の感想は、一言で言うと、日本はやばい国だってこと。
語彙力なさすぎだけど、その言葉しか頭に浮かびません。
患者の命を奪った医者、つまり殺人犯が、たいした罪にも問われずに、その後も平然と医者として働ける国なんですもん。
やばいよ。