仕事に追われてバタバタしていて、やっと。。。一息です。
九州の福岡へお仕事で行く前に、息子くんの高校合格通知が届きました☆
学力的に見て、合格するのは当たり前!なんて思っていましたけど、息子くんの過度の緊張とか生まれて初めての面接試験とか・・・問題はそれなりにあったんですけどね(笑)
昨年の12月に学校側から推薦をいただいたんですよ。
なので、推薦受験になりました。
推薦受験になったからと言って、受験そのものの内容が変わると言う事はありません。
でもね、学校の先生が息子くんの頑張りを認めてくれてる証だったりね。
本当に学校の試験も勉強も頑張っていました。
育成学級に所属しているが為に起こった教科のブランクも頑張って乗り越えてました。
これは本当に凄いことです。
やっていない教科をやっている人と同じぐらいのレベルに持っていくわけですし、苦手意識の強い教科もありましたから・・・
で、晴れて合格したお祝いと言うか、育成学級に所属するお子さんとお母さんの親睦会を開いていただいたんですね☆
普段、時間が無いので個々の障害状況とか、状態までお話しすることがなかったんですね。
今回の親睦会メンバーは去年から育成学級にいるのはうちの息子くんだけ。
あとのメンバーは24年度から育成学級に入ってこられたお子さんなんですよ。
なので、どうして息子くんが育成学級なのか?と言うお話だったり、発達障害のアレコレについていろんなお話をしたり聞いたり出来たんですね。
凄く有意義で楽しい時間でした

中3から育成学級に編入してきたHくん。
学校の先生からは普通のお子さんって言うお話を聞いてたんですよ。
発達障害とは聞いてなかったので、どう言う状態で育成学級に編入してきたのかも詳しくお話が聞けたんですけど、
普通学級でも苦しい・・・
育成学級もちょっと違う・・・
じゃぁ、どうすれば??
そんな時に、通級の先生からうちの息子くんのお話を聞いたらしいんですよ。
育成学級に所属することによって、精神が安定して上手くいっている例として紹介された感じでしょうか。
Hくんのお母さん曰く、うちの息子くんが前例を作ってくれていなかったら育成学級に入ろうなんて言う選択肢も無かったし、進路を考える上でも・・・どうなってたかななって思うっておっしゃって下さったんですよ。
ちょっと人の役にたっているのか、うちの息子くん(笑)
聞くと見るのとでは大違い。
編入して、普通学級では受けられない支援が受けられて、一番大切なのは環境を整えてあげること!って言う答えに行き着いたみたいです。
この、環境を整えるって言う言葉、案外簡単だと思われていませんか?
住んでいる地域によっては、全く支援が受けられなかったり、同じ市町村でもその支援内容にばらつきがあったり・・・これが事実です。
ラッキーな事に、息子くんは通っていた小学校がモデル校でした。
通級も育成学級も完備。その他の施設も市内ではかなり早めに導入されている小学校でした。
なので、通級だって簡単に通えましたし、難しい手続きなんて一切無くて、通級に通うときにも親の送り迎えが必要!なんて言う決まりにも当てはまらずに(学校の敷地内に施設があるので)当たり前のように過ごしていました。
かなり遠い学区からお子さんを連れて通ってられる親御さんもいる中で、なんて恵まれていたのだろうと再確認です。
今回の親睦会のメンバーはうちの息子くん以外は、皆さんうちの息子くんが通っていた小学校に通級を受けに他校から来られていたようです。
お仕事の事もあるから、大変だったのではないかと思います。
で、中学校。
この地域では、息子くん達の通っている学校だけに通級と育成学級があるらしく。
またまた当たり前のようにお世話になっていました。
ただ単にラッキーだっただけなんでしょうけど、そりゃ最初は悩みましたよ・・・
育成学級って何?
支援級って何??って感じでしたから。
第一、当時は障害のレベルが重めのお子さんしか居ないと言うお話を学校側からされていて、それってどうよ??っていろいろ考えましたから。
でも、Hくんのお母さんと同じく、普通学級で辛くて辛くて精神が安定せずにしたい勉強にも身が入らない状態を改善させるには、普通学級では受けることの出来ない支援やケアに重点を置いて、そこから考えればいいかな?って、ちょっとのんきな私だから、こんな答えが出たのかもしれませんね。
息子くんが
『僕の命の恩人!』とまで言って慕っていた(?)通級の先生には、徹底的に息子くんの能力的な部分を否定されたり(-_-;)これって、普通の人なら心折れちゃうよ?って思ったことも多々。
精神的に一番不安定な時期に受けた検査の結果があまり良くなかったので(知的な部分)なので、お母さん現実を見てください!!って言われただけなんですけどね・・・

息子くんが生まれた頃からちょっと変わってるなぁ~って言うぐらいで見ていて、それなりに検査もしてきました。
でもね、息子くんの問題は知的な部分ではなかったんですよ・・・
そんなもん、親なんだから見ていれば分かること!!って何度も言ってやりたかったけど・・・どこが悪いのかなんて分からない。
ちょっと個性的ってだけじゃん?? 人と変わってて何が悪いの??
息子くんを理解出来ない周りからは変な子!変なヤツ!!って思われて、疎外されたりしているだけ。
でも、学校も検査師もお医者さんも、検査の結果でしか見てくれません。
幸か不幸か(?)育成学級と言う支援を重視&目的としたレールの上に乗る事で、お医者さんに謝罪されてしまうほどにいろんな意味での成長を遂げた息子くん。(不幸って言うのは、育成学級に所属することで普通学級での授業時間の制限があった・・・って言う事ですね)
それは多分、彼自身が本来持っていたものなんでしょうけど、どんなに良いもの(才能)を持っていたとしても、磨ける環境がないとただの変な人だったり変わり者としか認識してもらえないんですよね(-_-;)
磨けばダイヤになる原石かもしれないのに・・・
学習障害が入っていたり、高機能自閉症だったり、多動だったり・・・その子によって症状の現れ方は千差万別です。
でも、それにあった支援を受けることで、進路まで広がったりするんですよ。
うちの息子くんが作った前例をもとに、少しでも育成学級への偏見が緩和されていくことを望みますし、発達障害が個性の一部として認識される、そんな世の中に変わっていけるように、思い願わずにはいられません。
ってかね・・・育成学級って言うネーミングが悪すぎだと思いません?(笑)
本来は個別にカリキュラムを組んでもらえて、支援が受けられる場所なんですよ。
ここを有意義に使わない手はないと思うんですよ!
なのに、どこかで変な目で見られるようになってしまっているのが残念でたまりません。
私も息子くんが編入したから、理解できたって言う部分多々なんですけどね。
今回、平成24年度の育成学級のクラスの雰囲気は昨年とは全く別の雰囲気です。
これは障害と言うか、抱えた問題の違いが大きいと思います。
昨年のメンバーのまま息子くんが受験をして普通校に通う事になると、多分・・・人間関係ではかなりの不安要素があったのではないかと思われます。
今回は、ちゃんと意見のやり取りや意志の疎通が出来る子が何人もいて、いろんな経験をしていける事がとてもありがたく感じられた1年でもありました。
去年は心の安寧重視のメンバー。
今年は実践的なやり取りを学ぶためのメンバー。
良い様に出来てます(笑)
普通の学校に行くための準備期間と言うか実験と言うか(笑)、もめたりケンカしながらクラスのお友達と苦手な人間関係の構築って言う部分が少しでも学べたのではないかと☆
100%の支援なんて存在しないことは分かっていても、本当に穏やかな時間が流れた育成学級での2年間。
精神の安定だったり、心の成長を実感しつつ、自信を持って進んでいけるその手助けをしてくれた育成学級、育成学級のお友達、学校の先生には心からお礼を言うと共に、あと半月しか残っていない中学生時代を楽しんで欲しいと思う母心。
これで終わりじゃないって言う部分。
生きていく限りずっと続いていく部分だから、人生の要所要所で支援を受けていけるように、これからも環境を整えてあげられるように進んでいきたいと思った母でした。
息子くん・・・今年の秋頃には児童相談所での詳しい検査結果が出て、支援の方向性も今まで以上に的確になっていて欲しいですね。
欲を言ったらキリないですけど(-_-;)欲は出ますね(笑)