バタバタしていて続きが書けないままでした(-_-;)
仕事も年内の大詰め。
年が明ければ、高校受験の願書から始まって本格的な受験モードに突入でしょうか?
先日、最終的な進学についての書類に印鑑を押して学校に提出しました。
学校での三者懇談と塾での三者懇談も終えて、この道に迷いはなし!!と言う母だったりしますが(笑)受験をする息子くんが、落ちたら・・・とか、めちゃくちゃマイナス思考なんですよ(-_-;)
この点は学校の三者懇でも塾の三者懇でも指摘されてしまったんですけどね・・・

学校での三者懇では、育成学級に編入したことのプラス面とマイナス面を再確認。
もちろん、塾でもしかり。
もし、育成学級に編入していなければ
●登校拒否になっていたかもしれない。
●登校拒否にならなかったとしても、常にクラスでトラブルを起こしたり巻き込まれたりして極度の興奮状態からまともに教室で授業が受けられない可能性がかなり高い(気持ちが落ち着くまで校庭のベンチに座って過ごしていたりしたので・・・)
↓
・授業をまともに受けていないから、学力が伸びない(落ち着いて学べないと言う事で)
↓
・テストの点数も伸びず、全てに関して自信が持てなくなる
↓
・もちろんと言うか、当たり前のように成績も悪くなる
この他、様々な事が起きていたかもしれません(非行に走るとか?)
中学では、当たり前のようにテストの点数で成績が決まります。
もちろん、授業態度も提出物も成績に関与します。
でも、とりあえずは点数をある程度取らないことには、5段階評価で記される成績に直に影響するんですよね。
正直、五段階評価で1がつけば、希望の志望校どころか進路どうしよう?状態になります。
(他の成績が5とか4なら大丈夫かも・・・ですが)
息子くんがまだ中1の頃。
今以上に授業をまともに受けずに過ごすようなことがあれば、どんどん授業内容についていけない教科が出てくるかもしれない・・・正直、そう思いました。
心の安寧としっかり授業を受けること。
学校側とドクターから提案と言うよりも決断を迫られた感じではあったけど、とにかく登校拒否にならないで息子くん本人がいろんな方面に自信を持てるようになって、中学校生活を無事におくれるように!との事でスタートした育成学級での学校生活。
もちろん、交流授業と言う事で普通学級にも所属してそちらでも授業を受けています。
普通学級で授業を受けているものは、普通にテストを受けて成績も5段階で評価されます。
普通学級で授業を受けていない教科に関しても、しっかり5段階に評価しなおしてくれます。
なので、この点では受験には不備なしです。
成績が良いか悪いかと言うのは、本人の能力と努力次第と言ったところ。
ここは普通の子と同じです。
ただ、育成学級での制約と言うのがあるのです。
交流学級(普通学級)で受けられる授業時間に制約があるのです。
なので、授業時間の制約から考えるととてももったいかなった教科が一つあります。
それは理科です。
息子はどう考えても、理数系の脳を持っています。
これは、彼の小さな頃からの行動を見ていると分かる部分ですし、検査結果からもそう言う傾向があると言うのは手に取るように明らかな事でした。
でも、学校の先生はそうは受け取ってくれなかったんですね。
理解できなさそう・・・だとか、理解できていないとか(-_-;)
法則や数式に強い脳を持っているということは、理科で言う化学や物理に強いと言うことに繋がります。
興味を持てずにいた理科が苦手だと勘違いし、自分勝手に思い込んでしまった息子。
学校の先生もしかり・・・?
最近、息子くんは物理って分かりやすい!もっと知りたい!!なんて言ってるんだけど理科は普通学級で授業を受けていないんです。
今思えば、受けさせるべきだったんでしょうけど、様々な思い込み(息子自身も学校側も私も、どうもズレていたようです・・・)から理科は育成学級でレベルを下げて授業を受けることにしてしまったんですね。
これだけは育成学級に編入して最大の間違いだったかなぁ・・・と思える部分です。
もちろん、今だから言える部分ですけど。
落ち着いて考えてみれば、中1の頃 息子くんは授業をまともに受けていない訳です。
大好きなのは数学と英語。
人間関係に疲れたり傷ついた心には、それ以外はどうでも良く感じたのでしょう。
考えられなくなっていたというか、自暴自棄状態だったのだと思います。
だから出来なくて当たり前だったんです。
塾の先生達が口をそろえて言います。
『息子くんは何でも出来ますよ!』
育成学級に編入する事に最初は戸惑っていた塾の先生達。
学校の先生よりも息子くんの能力的な部分をとても評価してくれているのでなおさらだったのではないでしょうか。
『育成学級に編入したことで、学ぶ権利を失った・・・みたいな感がありますね』
これを言われた時は、正直ツラかったですね(-_-;)
『この成績だったら普通に公立でも問題ないですしね・・・』
この子はこんなに出来るのにもったいない!なんて言ってくれるんですよ。
でも、公立だと満足な支援が受けられない現実があるのも、塾の先生はしっかり理解してくださっているので、無理に公立をすすめることはしません(私学でも満足な支援なんて受けられませんけど公立に比べたら・・・かなり違うと思われます)
受験に失敗したらどうしよう・・・ってマイナス思考になっている息子を笑いながら
『全国模試でCランクで合格圏内のところ、既にAランクなんだから落ちるハズないし、落とされる訳が無いから安心しなさい!!(笑)』
そう言って勇気付けてくれるんですよ。
『この成績で、あの学校(志望校)に落ちる意味が分からないし、落ちる訳が無い。
得意教科を考えるとあの学校に君はもったいない!!』
息子くんの得意分野からそう言った言葉が出てきたのでしょうね。
本音の部分を話してくれます。
第一に心の安寧を求めて、第二に得意分野を活かす事の出来る学校を選んだつもりでしたが、能力的にもっと上を目指して欲しかった!と言う塾の先生方の気持ち。
ちょっと嬉しくなって、目頭が熱くなっちゃいました。
私としては、全く受験に不安の無いレベルの学校を選んだつもりなので安心しきっているところもあったんですけど、塾の先生も同じ事を考えていてくれているようでさらに安心してしまったりだったんですけどね。
正直、心残りはあります。
選択を間違えた???って言う小さな後悔もあります。
でも、大きな後悔は全く無い。
やっぱり息子くんが笑顔で学校に行けているのが一番良い事だし、その中でいろんな事を学べていることが一番大切。
育成学級に属すると言う事に、いろんな事を考えたり不安に思っている人も多いと思います。
育成学級に所属することで高校に行けなくなったらどうしよう・・・とか。
でもね、案ずるよりも産むが易しです。
普通学級に所属することのプラス面とマイナス面もありますし、育成学級に所属することのプラス面とマイナス面ももちろんありますが、しっかり支援を受けて成長して行く必要がある時に、その支援を受けずにいる事の弊害の方が大きいような気がします。
100%なんてない。
だから、大きな後悔なんてしていない。
小さな後悔なんてゴロゴロですけどね(笑)
支援級(育成学級)に関しての日記も、興味のある方がいらっしゃると思うので時間のある時にアップしていこうと思います。
本当は、もっともっと満足の行く支援をたくさんの子達が受けられるようになって欲しいし、早く世の中がもっと発達障害を抱えた子達に住みやすい環境になって欲しい。
でも現時点ではそれが無理だから、少しでも良い方向に進めるようにと選んだ息子くんの私学受験の道でした。
まだ合格した訳ではないけれど、こう言うパターンもあるのだと知っていただけると、自分のお子さんの時の選択肢が増えますよね。
発達障害と言っても、十人十色でみんな違います。
そこに知的な部分や身体的な部分が加わってくれば、なおさらです。
親が必要以上に思い悩まなくても、当たり前のように支援が受けられる環境を整えていきたいですね。(特に女親の負担って・・・精神的にも肉体的にも大きいから、母親のケアも大切な気がします)
必要な支援が受けられる。
当たり前のように受けられる。
義務教育のうちだけでも、地方自治体によって扱いが違う・・・と言うような事が無いように、早急に整えて欲しいものです。
またまた長くなったので(笑)続きはまたの機会に☆