大阪・天満橋での出展が近づいていると言うのに(笑)息子くんの事を綴りだしたら止まらないじゃないですか(笑)


 全部書きたい衝動を抑えつつ(笑)まず今回は支援する立場にいる方への注文と言うか文句と言うか・・・


 これって悩んでいるお母さんが多いんじゃないかと思うから。


 私が体験と言うか経験してとても残念だと思った事を書きますね。




 小学校4年の頃。


 『●●小学校始まって以来の危機!!』と言う校長先生からのPTAへの説明があったんですよ。


 要するに、うちの息子くんの学年の子達に『不思議くんと不思議ちゃん』が多すぎて、対応出来ないみたいな感じだったみたいです。


 息子くんをはじめとする4年生は70名ぐらいで、2クラスしかなかったんですね。


 その70名ぐらいの児童の中に、不思議くん&不思議ちゃんが12~13名いたらしく、対応するのが困難(?)だと言う事で、教育委員会に校長先生が話を持って行き、特別にクラスを1クラス増やして3クラスにしたんです。


 担任の先生も経験値の高いと言われる、ベテラン先生を導入。


 息子くんの担任の先生は、児童をぐいぐいと引っ張って行ってくれるような先生で息子くんの事を気にかけていろいろ提案してくれる良い先生でした。


 まぁ、息子くんはこう言う状態なので検査をしてみたらいかがですか?と言って下さったのも、この先生。


 多分、12~13名いるらしい不思議くん&不思議ちゃんの親に、検査の必要性を説明していたのではないかと思われます。


 私は息子くんの事がとても知りたかったので、快く即答でお願いしますとお返事。


 某施設で検査をする事になりました。


 当時の息子くんの将来の夢は小児科のお医者さんになること。


 小学校2年生の時に4歳までしか生きられない子供のドキュメンタリーを見て、心を打たれてお医者さんになる決意をしたようです。


 我が家は有名なお医者さんや、某医大の学長、名誉学長と言った人が親戚におりまして。


 なので、血筋?とか思いながら、親バカモードで(笑)じゃぁ頑張ってお医者さんになろうよ!!なんて、息子くんといろんなお話をしたりしていたんですね(笑)


 お医者さんになると決めた息子くんは、病気に関してとても詳しい小学生でした。


 小学校の卒業アルバムの息子くんの紹介覧にもクラスメイトから『病気に詳しい』と書かれていたぐらいなので、体の事や病気に関しては本当に詳しかったんですよ。


 ピロリ菌になんて、物凄い反応をしていて(笑)今なら自閉によるこだわりからくる詳しさなんだよなって思えるんですけど、当時はその知識をどこで得ているのかそれが不思議でなりませんでした。まぁ、自分でテレビを見たり、本を読んで調べてるだけの事なんですけどね。


 で、小学4年生の時に検査を受けた訳なんですけど、正直 支援をする側の人間の対応にガッカリしてしまったんですよプンプン


 検査のあとに、ボク将来は何になりたいの?って検査をしてくれた女性に話しかけられたんですよ。


 息子は当たり前のように、お医者さん!!って元気に応えたんですね。


 そしたら、その女性・・・


 お医者さんは分厚くて難しい専門書も読めなきゃいけないし、人の命を預かるとても凄いお仕事だから、ボクには無理だよ・・・なんて言い出したんですよショック!


 お母さんがお医者さんになれ!!ってお子さんに言ってるんですか?とまで言われた私。


 私はお医者さんになる事を息子に強制している訳ではまったくありません。


 ただ、お勉強頑張らないとお医者さんにはなれないから頑張らないとダメだよ!とは言ってましたけど、それが親の勝手な考えを子供に強制しているのではないのか?とまで言われてガーン


 息子くんは息子くんで、目の前でボクにはお医者さんになるのは無理だよなんて言われたのがとてもショックだったようで、その後、人前で将来お医者さんになりたい!と言う自分の夢を語らなくなってしまいました。


 幼いながらにも息子くんがどんな気持ちでお医者さんになろうとしていたのか・・・会話の中で伝えていたのですから、よくもまぁそんな事を言うよなぁとショック!


 4歳まで生きられない女の子やその他の病気の子達を助けたい気持ちで小児科医ってそれも限定で、人の役に立ちたいと言う気持ちや夢を、まだ10歳の子供の夢を壊す資格が支援をする側の人間にあるとでも言いたいのですかね?


 支援をする立場にある人なら、



 そうなんだ!じゃぁ、頑張らなきゃね!!

 お医者さんは物凄く勉強をしないとなれない職業だから、今 本を読むのが苦手だとしたら

 もっとたくさん読めるように頑張って、お医者さんを目指そうよ!!

 頑張れ!!




 どうして、こう言う言葉がかけられないのかなぁ・・・と。


 当時の息子くんは国語の教科書等の文字を読むのが苦手だったんですよ。


 でも、興味のある本はすらすら読めてしまう。


 その事もちゃんと伝えているわけですから、子供の夢を奪うんじゃなくて勇気付けたりするのが支援をする立場の人間の仕事ではないの?


 まだ10歳の子供に現実を教えるのはまだまだ先でいいのです。


 いろんな事に興味を持ってチャレンジして失敗しながらも自信に繋げて行ければ良いのですから。


 自信を喪失するような事を言うって・・・それって支援をする側としてどうよ?


 うちの息子くんに今一番必要だとドクターから言われているのは、経験と自信を持つことです。


 自信を持てなくしたり、喪失させてしまうような環境にならないように、いろいろ模索している昨今。


 支援を受けるのと受けないのとでは、知能にまで変化が出て変わってくる現実を私は息子くんから教わりました。


 支援を受ける側との相性もあるかもしれませんけど、支援をする立場の人に言いたいのは簡単に言えば空気を読めよ!!とパンチ!


 空気読めませんよね!!ってこちら側に指摘するのが仕事じゃないんですよ。


 自分こそ空気読めよ!と。


 これを言ったらどうなるのか・・・とか、障害を持っているんじゃないんだから、考えられるよね?


 想像する力を持ち合わせている訳でしょう?


 そう言った判断が出来る人間だから、支援する側にまわっているのではないのですか?


 

 と、書いていたら当時の事を思い出して無性に腹が立ってきましたけど(笑)ホント、いろいろあるんですよね。


 
 私以上に嫌な思いをされている方も多いと思いますけど、支援は本当に大切な部分。


 本当に大切な部分だからこそ、デリケートな部分だからこそ・・・支援をする立場にある人にも気をつけて欲しいですね。