第5回なんちゃって写真コンテスト総評&結果発表 | なんちゃって写真コンテスト

第5回なんちゃって写真コンテスト総評&結果発表

皆さん、こんにちは!

ほぼ自称「なんちゃって写真」の開祖、おがわとーるです。(笑)

この度は、「第5回なんちゃって写真コンテスト」にご応募・ご投票頂き、誠にありがとうございます!


それでは、恒例となりました「この作品のここが素晴らしい!」に参りましょう。

その後、賞品のご紹介と結果発表に参りたいと存じます。


なんちゃって写真コンテスト-1
作品番号1「リングに込めた証」

1つ目から既に「お見事!」の一言に尽きてしまいそうな作品です。日々の暮らしにおける着眼点が鋭い方なのでしょう。その「発見力」を最大限に活かすべく、シンプルな背景の中央にリングと影を置き、感動を与えつつも、狙い過ぎた感が全くない秀作です。


なんちゃって写真コンテスト-2

作品番号2「落葉帰根」

秋ならではの作品です。「一寸の虫にも五分の魂」ということわざがありますが、「一枚の葉にも1編の物語」といったところでしょうか。葉を主人公とすることも、葉を見つけた人を主人公とすることも出来そうです。受け手に筋書きを想像させる、自由度の高い作品です。


なんちゃって写真コンテスト-3
作品番号3「寝てても仲良し」

微笑ましい作品の代表格と言っても過言ではないでしょう。2人はどんな昼間を過ごし、今どんな夢を見ているのでしょうか。起こさないようにそっと近づいた撮影者まで視野に入れると、更にまた微笑ましい気持ちになります。明日も元気に遊んでね!
なんちゃって写真コンテスト-4
作品番号4「宇宙に行くぞー!!」

同じキッズを対象にした写真でも、こちらは開放感や躍動感に溢れています。4人の着ている服の色もまた、見事なバリエーションが効いており、芝生の緑とのコントラストに生きています。「色」という言葉を「個性」という意味で考えても面白い一枚です。


なんちゃって写真コンテスト-6
作品番号5「壁顔」

真剣な遊び心が感じられる作品です。被写体を創るところから創作がスタートしており、配色・バランスを考えた「壁顔」の創作過程にもひたむきさが感じられます。人は無意識に自分の顔に似たものを創るとも言われますので、もしかすると撮影者に似ているのかもしれませんね。(笑)


なんちゃって写真コンテスト-6
作品番号6「最美路~もみじ~」

秋を見事に切り取った1枚です。これほどカラフルで綺麗に敷き詰められた紅葉の絨毯に出会えることも稀でしょうし、そこに目を奪われた撮影者の心もまた美しく広がっていることでしょう。その心は「最美路」というタイトルにも絶妙に表現されています。


なんちゃって写真コンテスト-7
作品番号7「レインボーレインボー」

この撮影者の携帯電話には「インサイドカメラ」機能が付いていないそうです。つまり、感覚のみで撮影したにも関わらず、2本の虹が頭のてっぺんにレイアウトされているのですから、職人技と呼ぶに相応しいでしょう。こういったアナログ感覚には、なんちゃって写真の原点を感じます。


なんちゃって写真コンテスト-8
作品番号8「君に見せたい空があるんだ」

はるかに広がる黄金を見つけた時、どう感じるでしょう?写真は言葉を持たない芸術ですが、その想いは写真から受け手の心に伝わります。この作品の美しさは、自然が描いた景色に、タイトルの表す気持ちが加わって、自然を越えた「創作物」として完成しているところにあるのでしょう。


なんちゃって写真コンテスト-9
作品番号9「そこの車止まりなさい」

撮影者のみならず、被写体の見事な演技力に賞賛を贈りたい一枚です。しっかりと銃を構えている右のお子さんもさることながら、左のお子さんの目が印象的です。あどけなくも真剣な2人の表情が、日本の交通社会に平和をもたらしてくれるような気持ちにさえなりました。


なんちゃって写真コンテスト-10
作品番号10「黒やぎさんからお手紙ついた♪」

遊び心、色彩感覚、レイアウトセンスが見事に調和した作品です。もはや商業写真にすらなり得る完成度ではないでしょうか。白やぎさんと黒やぎさんのお話になぞらえ、白と黒しか使っていないところにも、完璧なイメージを持って撮影に臨む、迷いのなさを感じます。


なんちゃって写真コンテスト-11
作品番号11「ぐおおおおお!巨神兵立つ!」

視点は貴重なセンスの1つであり、それをお持ちの方は、何気ない被写体ですら芸術的な作品に仕上げてしまいます。「低い位置」「近い距離」というセンスから、子供の心を失っていない方のように思えます。同時に、この木自体にも強い生命力を感じます。


なんちゃって写真コンテスト-12
作品番号12「ホワイトイルミネーション」

作品を成立させる鍵は、写真だけとは限りません。芸人の方が「写真にコメントを付ける」というお題に臨んでいらっしゃるのを見ることがありますが、この作品はまさしくそのパターンで、かつこのタイトルは、正解のない世界において、限りなく正解に近いのではないでしょうか。


なんちゃって写真コンテスト-13
作品番号13「すまいるん♪」

一瞬「これは何だろう?」と思わせるのもまた、1つの創作技術と言えます。これは水中の生き物なのですね!確かに笑っているように見えます。「水」もまた、なんちゃって写真の可能性を感じる分野ですね。くれぐれも携帯電話・スマートフォンの水没にはご注意下さいませ。(笑)


なんちゃって写真コンテスト-14
作品番号14「祝!4周年。かんぱ~いビールあっ、もう飲んじゃってるガーン

「第5回なんちゃって写真コンテスト」が開催された「バラエティーショップ舞桜4周年記念イベント 桜箱」に特化した1枚です。祝福の気持ちを持って缶を並べられたことが微笑ましく、また、「相手が限定された作品ほど、不思議と万人に喜ばれる」という芸術の傾向にも合致しています。


回を重ねるごとに、着実にレベルが上がって来ているようです。

写真そのものはもちろんのこと、タイトルのレベルも向上して来ており、「中途半端な作品で参加しなくて良かったぁ!」と安堵のため息を…そう、今回、わたくし不参加なのです。


「え~!?」


申し訳ございません。

「優勝宣言をして、出来なかったら引退!」などと吹いて回っていたわりには、プレッシャーと多忙に負けて、優勝宣言すら出来ませんでした…。(笑)

次回があれば、その時には何とか参加させて頂ければと思っております。


続きまして、今回の賞品に参りましょう。


なんちゃって写真コンテスト-NSC5 Prize
▲「クレイクラフトこぐまのおみせ」さんにご提供頂きました!ありがとうございます!


フォトフレーム、熊手、そして優勝者には「沢山の可愛らしい樹脂粘土の動物たちが入った優勝カップ」です。

それでは、第3位から順に発表致します。



第3位 作品番号6「最美路~もみじ~」

なんちゃって写真コンテスト-6

第2位 作品番号8「君に見せたい空があるんだ」

なんちゃって写真コンテスト-8

第1位 作品番号1「リングに込めた証」

なんちゃって写真コンテスト-1


入賞された皆様、誠におめでとうございます!

ちなみに第1位の作品は、ネット投票・会場投票ともに1位という、完全優勝でした。

また、今回は多くの方が投票にご参加下さり、大いに盛り上がりを見せました。



皆さんも是非生活の一部として、現代のお手軽芸術「なんちゃって写真」をお楽しみ下さいませ!

ではまた!


おがわとーる