開店当初のコンセプトに実際、営業を始めて数年たってから気づいたこと、
考えたことを加味したものです。
(店のメニュースタンドにおいてあるA4サイズのものに若干補筆したものです。)
・提供したいのは、「良い時間」
本来カフェは、珈琲やケーキ、ランチを売っている店ではありません。
それらは、店の空間やBGM、そしてお客様の醸し出す雰囲気等とともにあくまでも良い時間を過ごしていただくためのひとつだと考えています。
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男性も女性も一人で気軽に入ることが出来る。
チェーン店として比べると個人店は最初、一人では入りづらいかもしれません。
少しだけ洒落ていて、かといってオシャレ過ぎない店(これは目指しても無理?笑)
が理想。 特に男性、オシャレな店には入りづらいですよね。よーくわかります。
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通っているうちに珈琲の違いがわかるようになる。
実際、最初はホットと言って注文されていた方が、今では気分に応じてマンデリンとか
グアテマラとかストレートの珈琲をご注文されるようになった、というケースは多々
見受けられます。
・ひとりで入って本を読もうか という雰囲気がある。
これは、私自身のカフェを選ぶ上で基準のひとつです。
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季節、時間の移り変わりを感じることが出来る。
店を始める前から窓のない空間は絶対に嫌だと思っていました。
開店時に元々あった窓はいったん潰し、見える風景を考慮に入れて新たに窓を切り
直しました。
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BGMは、季節、時間やその時の状況に応じて…
プーランクではクラシック音楽をCDで流していますが、余裕があれば出来るだけ
その時の雰囲気、状況にあった曲を選びたいと思っています。
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時には遠来のお客様が…
地元の方に愛される店を目指すのは当然ですが、やはり時にはわざわざ遠くから
その店に行ってみようと思われる尖りも持ちたいものです。
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いつも何かの情報を得ることが出来る。
特に音楽を始めとする文化情報は店内に掲示、またはチラシ等はラックに置いて
おくことにしています。
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お客様様どおし、またお客様とカフェ・プーランクとのつながりが出来る
実施している多くのイベントまた普通営業時の来店を通じて多くのつながりが
生まれています。
・いつでも、いつまでもそこにある。
もしかしたらこれが一番大切なことかもしれません。
飲食店の移り変わりは激しく1年もしないうちに次々と店が変わっていくのを目にすることが多い昨今です。一方で、
最初から短いスパンでの営業を想定して開店する店も多いと聞いています。
目先がコロコロと変わるのも楽しいかもしれませんが、やはりいつもそこに行けば同じ店があるというのが特に地元の
方にとって幸せなことではないでしょうか? 一日でも長く店を続けること!
そして、最後にもうひとつ
・12月は心ときめくクリスマスを演出する
昨今は街に出ても昔のようなワクワクするクリスマスの雰囲気を感じる場所が
少なくなってしまいました。
プーランクの12月は「ヨーロッパのクリスマス」を念頭に、落ち着いた雰囲気の
中にもワクワク感のある店内装飾、音楽、そしてイベントを心がけていきたいと
思っいます。