表題の件について、自身は色々な人の悩みや人生相談を聞き、色々な助言をさせてもらっている。
そんな自分が、では完璧な人生を送っているかというと実はそんなことはない。
常に悩み苦しんでいる。
悩みというは同じ悩みの内容でも、その人の性格やその人の環境によって重さや考え方は様々だ。
だから自分が思う事が人と同じとは思わない。
なので自分の悩みは小さいものなのかもしれないし大きいものなのかもしれない。
その中で、今回子供の将来のことについて考えてみた。
自身の子供は現在小学校4年生である。
自身の悩みは単刀直入に言うと、子供の仕入れる知識に隔たりがありすぎて新しい情報が入らず大人になったときに不自由するのではないか、ということだ。
と、いうのも、現在子供は時間があればユーチューブを観ている。
ただ、ユーチューブは自身がいるときしか観られない。
何故なら自身の携帯があるときのみ観れるようにしているからだ(テレビ画面でキャストして)。
ちなみに観ているのは今子供たちで流行しているフォートナイトというゲームの実況やプレイ動画だ。
では自身がいないときには何をしているかというと、録画したテレビを観ている。
要するに、自身の子供は"自分が好きな情報や知りたい情報のみを仕入れている"わけだ。
自身の悩みはまさにそこである。
自身が子供の頃は、テレビは普及していたものの常に自身の興味のあるものだけをやっていたわけではない。
その時間には全く興味のなかったものをなんとなく観ていることも多々あった。
しかしその興味のなかったものを観て、そこからそれに興味を持つことも沢山あったのだ。
朝ドラ然り大河ドラマ然り、各種科学の実験然り恋愛ドラマ然り・・・。
しかし今はどうか。
特にユーチューブに関しては自身の興味のあるもののみを選び見ることが出来る。
その気になったら24時間だ。
まぁうちは就寝時間が世間より早めの20:30なのでそこまでガッツリ観ている方ではないと思う。
話しを戻して、自身は上記の通り観たくないものも必然的に観ていたことが多い。
なるほど THE ワールド や 世界ふしぎ発見、世界丸見え特捜部やクイズ商売SHOWバイなどなど。
まぁ言ったら雑学的なテレビ番組なんだろう。
ただ、その雑学のおかげで今の自身が成形されていると言っても過言ではない。
もっと言うと、自身の父親も学歴は低いが知識は半端なかった!
戦後何もない日本で如何に楽しく過ごしにはどうしたらよいか、あるものを使って何か遊んでやろうと必死に考えて幼少時代を過ごしたわけだ。
また、父は貧しく勉強したくても幼少時は勉強が出来ず、自身に学歴がないことをおそらく取り返そうとしていたのだと思う。
俺はそんな親父を尊敬している。
もう亡くなっているが。
しかし自身の子供はどうか。
自身で何かを考えようとしない、生み出そうとしない、好きなことしかしない。
それでは新しいことを、なにかを生み出すことはできないのではないだろうか。
自身も子供の頃はファミコンに夢中になり、ひょっとしたら自身の親に同じことを思われていたのかもしれない。
けれど、今は、今の世の中は本当にまともではない。
情報はたくさんあるものの、自分が興味を持たなければそれに触れることはないのだ。
自身は自身の子供が大好きでたまらなく愛おしい。
それゆえに、この子が大きくなって、自身がいなくなったときに生きていけるのかが不安でしょうがない。
ユーチューブが悪いとは言わない。
しかし、誰でも彼でも情報が発信でき、そして自分に都合の良い情報しか収集できないようなメディアツールは日本を、ひいては世界を衰退させるものなのではないかと、心底心配になる。
その中で、せめて自身の子供がその好きな物のプロフェッショナルになるか、残念ながら、自身の子供は何も生み出せなかったとしても、どこかの子供が日本にとって新しい物を生み出し、日本に明るい未来を築いてくれるよう心底願う。
かず