さっそくプログラミングを始める前段階としてのUbuntuの環境設定を行なっていきましょう。

※ここではUbuntu 14.04 LTSの導入の仕方は省きます。ですからすでにUbuntuが入っていることを前提に話を進めます。

※また、ここで説明に使うubuntuは英語環境になっています。ほとんど変わりませんが、若干違うところがあるかもしれませんが、あまり気にしなくても大丈夫です。

①ターミナルを起動する

プログラミングをやる上で、もっとも使うものはターミナル(端末)と呼ばれるアプリケーションです。

ターミナルの起動は、Dashホーム(Ubuntuボタン)を押して、Terminalと検索すると出てきます。

ターミナルを起動するとこのような画面になったかと思います。

まずソフトウェアを最新の状態にアップデートします

このターミナルの画面に以下コードを打ち込みます。



sudo apt-get update

このように打ち込んでEnterキーを押すとパスワードを求められます。

※パスワードを入力している間は、入力した文字は表示されませんがしっかり入力されているので、入力し終わったらEnterキーを押してください。

※sudoコマンドは権限にかかわるものなので、sudoコマンドを入力するとパスワードを求められます。
これ以下、パスワードのことは省略します。

アップデートが終わると以下のような画面になるかと思います。
終わったらターミナルを閉じても大丈夫です。


②フォルダの名前を英語にする

ターミナルでなにか操作をしているとき、デスクトップやミュージックなどのディレクトリ名が日本語のままでは操作が大変になります。
フォルダ名を英語にする必要があります。
※ここで説明に使われているUbuntuは既に英語表記なのでスクリーンショットは用意できません。
以下のコマンドをターミナルに入力しましょう。

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

表示された画面の右下にあるDon't ask me again にチェックし、Update Namesのほうのボタンを押してください。

ディレクトリ名が英語になったはずです。

Zshをインストール
ターミナルはカスタマイズすることができます。
ここではデフォルトのものよりもZshをインストールしましょう。
以下のコマンドをターミナルに入力してください。


sudo apt-get install zsh

④Gitをインストール
Gitというツールはプログラマーにとってはなくてはならないものです。
以下のコマンドでインストールしてください。

sudo apt-get install git

※インストールの途中で「本当にインストールしてもいいですか?」と聞かれる場合があります。
(Y/n)で問題がなければyと入力して次に進みましょう。

⑤Oh-my-zshをインストール
Zshは自分で色を付けたりカスタマイズすぐことができますが、最初は大変です。
それをすべて自動でまとめてくれるのが Oh-my-zsh です。
なのでここでインストールしておきましょう。

まずはインストールに必要になるcurlをインストールしましょう。


sudo apt-get install curl

次に以下のコードをターミナルにコピペしましょう。


curl -L https://github.com/robbyrussell/oh-my-zsh/raw/master/tools/install.sh | sh


Oh-my-zshのインストールが終わったら、Shellをzshに変えないといけないです。


chsh -s /bin/zsh

変更を適用させるために、一度再起動させましょう。
以下のコマンドをターミナルに入力すると再起動します。


sudo shutdown -r 0

するとこのようにターミナルがみやすく、機能的になりました。


⑥Sublime Textをインストール
以下をターミナルに順番に入力して、インストールしてください。


sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/sublime-text-2
sudo apt-get update
sudo apt-get install sublime-text
これでインストールが完了です。
起動するときはDashホームからやるか、ターミナルで

sublime-text
と入れると起動します。

↓起動したSublime Text



ここまできてもうC用語によるプログラミングを行うことが可能になりました。


おまけ

では試しになにかやってみましょう。

①Hello World! と表示させるプログラム

Sublime Textを起動させましょう。

Sublime Textが起動したら、以下のように書いてください。


#include<stdio.h>


int main()

{
  printf("Hello, World!\n");

  return 0;

}


詳しいプログラムの説明はまた後でやります。

②コンパイルしてみる

先ほど入力したものはCの文法どおりに記述した誤りのないソースプログラムです。
これをコンパイルして実行してみましょう。

では上記のソースプログラムの入力が終わったら保存します。

メニューの
File列のSave As...をクリックして

ファイル名をHello.cと保存しましょう。

ファイル名の拡張子はC用語では「.c」とするのが一般的です。

保存先はここではデスクトップにするとして話を進めます。

保存が終わったらターミナルを開いてください。

ターミナルに以下を入力します。


cd ~/Desktop

これでターミナルにデスクトップ内での操作だよ」と教えました。

次にターミナルに


gcc hello.c
と入力してEnterキーを押してください。

するとデスクトップ上に実行可能なプログラムとしてa.outが作成されます。

作成されたa.outを開いてみましょう。
ターミナルに以下を入力してください。

~/Desktop/a.out

Hello,World!
と表示されるはずです。


無事表示されれば成功です。


これはあなたが作成した最初のプログラムの正しい結果です。

以上で
Ubuntu 14.04 LTS でC用語によるプログラミング 環境準備編
は終わりです。

長文でしたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
暇があったに今後C用語によるプログラミングの記事を書きたいなと思っています。
ですからここに最後に書いたHello World!を表示させるプログラムなどの詳しい説明は省いています。

一気に書き上げた記事なので、誤字・脱字があるかもしれません。ご指摘してくだされば嬉しいです。

また要望や失敗などがありましたら、コメントかメールフォームでおねがいします。

以上、改めて最後までありがとうございました。