象牙の塔も
白い巨塔も
黒いマントを羽織った人々が集うところも、
そのコミュニティ独自のルールで動く。
そんな前提を元に
あることを話そうとしたら
彼が「そんなのおかしい」と大声で否定した。
初期設定が違うのだ、決定的に。
痛みがやってきてひーひーはーはー息を逃してたら新しい命がやってきたというけいけんをして変わってしまった私と、立っておしっこができる(=目標物を定めてロンリを組み立ててそこへ向かう)彼とは。
彼はきっと
これからもしばらく苦しい思いをするだろう。
正しい自分がどうして苦しい思いをしなくてはいけないのか、と。
社会に善悪の基準は必須だが、
個々の心の領域には適用できない。
いやだいやだという彼の感情のある場所でその定規は使えない。
「おかしい」と○×をつけてしまう前に
「そういうものなのかなあ」とあいまいにできないんだろう…。