エピキュリアンP15 1。 個人主義者エピキュリアンを生きることは、 共同体の将来を決める立場にない者が、 不確実な時代を生きていく、 しかも実り多く生きていく、一つの選択だと思う。 単なる快楽でも享楽でもなく、 むしろ禁欲的で克巳的な生き方であると思うくらい、 エピキュリアンを貫き通すことはむずかしい。 塩野七生 『人びとのかたち』 新潮文庫 (改行任意)