先週、文部科学省が発表した
「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の
諸課題に関する調査結果」によると、
2024年度の不登校の小中学生は全国で35万3970人に達し、
過去最多を更新しました。
この数字、ちょっと衝撃的ですね。
でも、ただ「多いな…」で終わらせるのではなく、
今の子どもたちの心の中に何が起きているのか、
一緒に考えてみませんか?
不登校の理由として多かったのは、
「やる気が出ない」
「生活リズムの乱れ」
「不安や抑うつ」など。
実際に学校側が把握した相談内容では、
「やる気が出ない」が30.1%、
「生活リズムの不調」が25.0%、
「不安・抑うつ」が24.3%と続いています。
これって、私たち親も日常の中で感じることがある悩みです。
だからこそ、子どもがそう感じるのも自然なことなんです。
また、最近では「無理して学校に行かなくてもいい」
という考え方が少しずつ広まりつつあります。
文科省も「休養の必要性」を認める方向にシフトしていて、
子どもが安心して過ごせる環境づくりが求められています。
とはいえ、「このままでいいのかな?」と不安になるのが親心。
でも、焦らなくて大丈夫。
今は、教育支援センターやフリースクール、オンライン学習など、
子どもに合った学びの場が増えています。
学校に行くことだけが「正解」じゃない時代になってきています。
私たち親にできることは、
まず「子どもの気持ちに寄り添うこと」。
そして、「学校に行く・行かない」だけでなく、
「今、どんな気持ちで過ごしているか」に目を向けること。
子どもが安心して話せる場をつくることが、
何よりの支えになります。
不登校は、子どもが自分らしく生きるためのサインかもしれません。
その声に耳を傾けることが、親としての大切な役割です。
完璧じゃなくていい。
まずは「話を聞く」ことから始めてみませんか?

