障がいのある子どもが学校を卒業した後、どんな就労先があるのでしょうか。

親としては、子どもが安心して働ける環境を見つけることが重要です。

今回は、障がいのある子どもの卒業後の就労先について、お伝えします。

 



障がい者就労の種類
1.    一般就労: 一般の企業で働くことを指します。
   障がいのある人も、一定の条件を満たせば一般就労が可能です。
   企業側も障がい者雇用に積極的に取り組んでおり、バリアフリーの環境やサポ   

   ート体制を整えているところも増えています。

2.    就労移行支援: 就労移行支援事業所では、障がいのある人が一般就労を目指すた  

   めのトレーニングを行います。
   職業訓練や面接練習、コミュニケーションスキルの向上など、幅広いサポート   

   を提供します。

3.    就労継続支援: 就労継続支援事業所では、A型とB型の2種類があります。
   A型: 一般企業での雇用契約が結ばれる形式で、最低賃金が保証されます。比較   

     的軽度の障がい者が対象です。
   B型: 雇用契約は結ばれず、時給や工賃が支払われます。
     重度の障がい者や、一般就労が難しい人が対象です。


就労先選びのポイント
1.    子どもの特性に合った環境: 子どもの得意なことや苦手なことを考慮して、適切 

  な就労先を選びましょう。
  例えば、コミュニケーションが苦手な場合は、静かな環境での作業が向いている  

  かもしれません。

2.    サポート体制の充実: 就労先がどれだけサポートを提供しているかも重要です。
  障がい者雇用に積極的な企業や、就労移行支援事業所のサポート体制を確認しま  

  しょう。

3.    家族との連携: 家族と一緒に就労先を見学したり、情報を共有することが大切で 

  す。

  親が安心できる就労先を見つけるためには、家族の協力が不可欠です。

親としてのサポート
1.    情報収集: 就労先の情報を集めるために、自治体の福祉サービスや支援団体を活  

  用しましょう。
  また、インターネットや本などからも情報を得ることができます。

2.    子どもとの対話: 子どもと十分に話し合い、希望や不安を聞き取りましょう。
  子どもがどんな職場で働きたいか、どんなサポートが必要かを一緒に考えること 

  が大切です。

3.    専門家の助言: 福祉サービスの専門家やカウンセラーの意見を参考にし、適切な   

  就労先を見つけるための助言を受けましょう。

さいごに
障がいのある子どもの卒業後の就労先は、一般就労から就労移行支援、就労継続支援までさまざまです。

子どもの特性に合った環境を見つけることが大切です。

親としての理解とサポート次第で、子どもが安心して働ける場所を見つけることができます。

子育ては一人で抱え込む必要はありません。

周りのサポートを積極的に利用してください。