子どもが成長するにつれて、以前は自然にできていたコミュニケーションが少しずつ減ってしまうことがあります。
特に思春期に入ると、子どもは自立心が強くなり、親と距離を取ろうとすることが増えてくるでしょう。
「気づいたら、子どもとほとんど会話していない…」と感じるパパママも多いかもしれません。でも、子どもとの心のつながりは、年齢が上がっても大切です。
今回は、大きくなった子どもと再び心を通わせるための時間の作り方についてお話しします。
1. 子どもの興味に耳を傾ける
成長するにつれ、子どもの興味や関心は変わります。
かつて好きだったアニメやおもちゃが、今ではスマホや友達との関係に取って代わることもあります。
そこで、まずは子どもの話に耳を傾けることから始めてみましょう。
無理に話を引き出すのではなく、子どもが自然に話し始めるのを待つ姿勢が大切です。
「今日、何があったの?」ではなく、「最近興味あることって何?」という質問を投げかけると、会話が広がるかもしれません。
2. 共通の趣味を見つける
一緒に楽しめる時間を作ることは、心を通わせる大きな一歩です。
子どもの趣味に親が合わせるのも良いですが、新しい共通の趣味を見つけることもおすすめです。
映画鑑賞やスポーツ、料理など、何か一緒に楽しめることを探してみましょう。
共通の話題が増えることで、会話も自然に生まれやすくなります。
3. 「質の高い時間」を意識する
多忙な日常の中で、子どもとじっくり過ごす時間を確保するのは難しいかもしれません。
しかし、1日の中でたとえ短時間でも、子どもと向き合う「質の高い時間」を意識してみてください。
たとえば、夕食の後に一緒にお茶を飲みながら話す時間や、週末に一緒に買い物に出かける時間など、小さな時間でも心の通ったコミュニケーションが大切です。
4. スマホやスクリーンタイムを減らす
お互いにスマホを見ながらの会話では、心のつながりは深まりません。
特に、親がスマホに夢中になっていると、子どもも「話す必要がない」と感じてしまうことがあります。
家族全員でスクリーンタイムを制限し、特定の時間を「デジタルフリー」にするのも良い方法です。
この時間を利用して、子どもとじっくり向き合う機会を作りましょう。
5. 無理に近づこうとせず、焦らない
成長期の子どもは、親と少し距離を取りたい時期でもあります。
そのため、無理に会話を増やそうとすると、逆に反発を招くことも。
焦らずに、子どもが必要とする距離感を尊重しながら、少しずつ接触を増やすことが大切です。
大事なのは、子どもが話したい時にいつでも受け止められる準備をしていること。
そうすれば、自然と再びつながることができるでしょう。
最後に
子どもとの再接続は、親にとって少し勇気がいることかもしれません。
しかし、少しの工夫と努力で、再び心を通わせる時間を取り戻すことは可能です。
焦らずに、一歩ずつ子どもとの関係を深めていきましょう。