こんばんは!
みなさんいかがお過ごしですか?
 
 
この週末は多くの方が子どもの頃に読んだであろう名作を30歳にしてはじめて読み終えました〜。
 

モンゴメリ著・村岡花子訳『赤毛のアン』(新潮文庫)
(帯は昨年夏の「新潮文庫の100冊」のもの。一年ぐらい積ん読でした)
 
 
今回はひさしぶりの
文学部出身のくせにあの名作を読んでないの!?
シリーズでございます。笑
 
 
『赤毛のアン』は映画、舞台、アニメにもなっていて広く知られている名作のひとつですよね。
数年前には訳者の村岡花子さんがフォーカスされた朝ドラもありました。
 
 
この作品、わたしの母(50代後半)も好きみたいで。
母、最近英語の勉強をしはじめたのですが
「なんでいきなり?」と理由を聞いたら
「死ぬまでにプリンス・エドワード島(赤毛のアンの舞台)に行きたいから!」
とのことで・・
(ちなみに母はめちゃくちゃ元気です、なんで今思い立ったのかはわかりません笑)
 
 
母、そんなに『赤毛のアン』好きだったの・・?
知りませんでした。
 
 
しかも「死ぬまでに行きたい」ってなかなかの本気度じゃないですか?
どこまで本気かわかりませんが笑、でもそんなこと聞いたらわたしが連れて行ってあげなきゃと思っちゃうじゃないですか〜。
 
 
ということで、ここ最近は「『赤毛のアン』を知らない」ということに謎のプレッシャーを感じておりました・・笑
いま、やっと読み終えてホッとしているところです。笑
 
 
さて本題に入りますが、
読み終わってまず思ったのは、
『赤毛のアン』がこんなに「泣ける」作品だとは思いもしなかった、ということです・・。
 
 
読んだことのあるみなさん、泣きましたか!?
それともわたしの涙腺が弱いだけでしょうか!?
(そこはちょっと確認したいところです)
 
 
あらすじはもはや割愛しても良いかもしれませんが・・
 
 
カナダの半島・プリンス・エドワード島のアヴォンリーという街でひそやかに暮らす兄妹が
ある日孤児院から子どもをひきとろうと思い立ち、
11歳ぐらいのひとりの男の子をもらいうけようとします。
 
 
しかし待ち合わせの駅に降り立ったのはひとりの11歳の少女。
この子が物語の主人公・アン・シャーリーです。
 
 
アンは、もともとの性格もあるでしょうが
これまでに幸せなことが少なかった人生を送っていたために想像力のとてもたくましい少女に育っていました。
 
 
彼女がアヴォンリーの街並みやお家へ行くまでの景色を心から楽しみ、嬉しそうにしている様子に
ひきとり手のマシュウ(兄)は気まずい思いでいっぱいです。
「女の子をひきとるはずではなかった」と言えなかったからです。
 
 
マシュウの気まずい思いなどつゆ知らず、
アンは自分の想像をふくらませ、マシュウにしゃべり倒します。
本当のことを言えないまま、マシュウとアンは
とうとう自宅「緑の切妻屋根の家(グリーン・ゲイブルズ)」に到着するのですが・・
 
 
はい、ここでもう泣きそうでした。笑
アンのたくましい想像力と明るさの影に、
抱えきれないほどの辛さと悲しみを読み取らずにはいられなかったからです。
 
 
『赤毛のアン』はもっとのどかでファンタジーな物語だと思っていたのですが、むしろ逆でした。
意外にも泥臭く、現実的な物語でした。
 
 
すったもんだの末にアンがグリーン・ゲイブルズに正式にひきとられ、マシュウおじさんとマリラ(妹)のもとで育てられてからの日々はすこやかで可愛らしい様子が描かれますが、
この幸せが信じられない、夢みたい、と叫ぶ描写がいくつもあり、アンのこれまでを想像しては勝手に胸がキュッと切なくなるのでした・・。
 
 
そして『赤毛のアン』でとくに惹かれたのは、アンがなにごとにも一生懸命な様子です。


アンはおてんばで空想好きのためにしょっちゅう何かをやらかしますが、家仕事をサボろうとはせず、勉強もまじめに根気強く取り組みます。
 
 
マシュウとマリラの負担を少しでも軽くしようと、奨学金をもらうために勉強に打ち込む姿に心打たれた人はいったいどれくらいいるのでしょうか。。
 
 
あ、この人いいな、と思う人の特徴って、やはり何かに一生懸命に打ち込んでいる人なのですよね。
 
 
打ち込んでいるときの集中している感じや、熱量の強さ、そしてそれを心から楽しんでいる様子。
全体的に「いきいきした感じ」が人を惹きつけるのだということに改めて気づかされます。


そういう人ってたとえ大変な状況であっても、なんか「明るい」んですよね。
自分は最善を尽くしている!という自信がみなぎっているから、あとは祈るのみ!というスタンスでいて。
こちらも見ていて良い気持ちになるんですよね。


そういう人にわたしもなりたい、と思わずにはいられません。
 
 
『赤毛のアン』は最後にめちゃくちゃ泣ける(!)展開を持ってきて、シリーズ1巻が幕を閉じます。
シリーズ全10巻ですが、シリーズ1だけでも十分お腹いっぱいになれる物語です。
 
 
そしてこの物語は読むタイミングによっても捉え方が変わりそうだなと思いました。


アンと同年代のころであれば、アンとダイアナの友情物語にもっと惹かれただろうし、
自分が母になったときに読めば、マシュウおじさんとマリラに全共感してダダ泣きしただろうし・・笑
 
 
30歳のわたしは、アンの「努力」に引きこまれました。


プリンス・エドワード島に母を連れていけるように、今はもっとがんばらないと。
 
 
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