「ラン パン パン」評論社

インド民話 マギー・ダフ文  
ホセ・アルエゴ/マリアンヌ・ドウイ絵

王様に自分の妻をさらわれたクロドリが、王様に戦いを挑みます。「ランパンパン、ランパンパン」と行進していく途中で色々な動物たちが仲間になっていきます。お城についたもののあえなく捕まってしまったクロドリですが、智恵を絞って王様をこらしめます・・・・。

今日は3年生の読み聞かせ。履歴をみてみるとここのところずっと創作絵本が続いていたので、ちょっと趣向をかえて昔話にしてみました。

悪者退治にいく途中、仲間が増えていくのはももたろうと似てますが、後ろについていくのではなくクロドリの耳の中にはいって一緒に行進していくんです・・・・猫やアリ、木や川がね。好きだなあ、この設定。それからこの表紙、「昔話」と言わなければわからないくらいポップでしょ?中の挿し絵もカラフル&ちよっとマンガチックで、肩の凝らない楽しい絵本です。

挿し絵担当のホセ・アルエゴさんがやはり絵を描いている「オリバー君」(ほるぶ出版)も、とぼけた味わいでおすすめです!