A案が参院でも可決されました。
この数週間の間に、私の気持ちはだいぶ変わってしまいました。
このままでは、
あまり、日本の移植医療は進んでいかない気もします。
以前読んだ産経新聞の記事に
アメリカで交通事故で息子さんを亡くされた方のお話がありました。
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本当の脳死は、脳死判定直後に死亡宣告を伴うものです。
それは臓器移植とは関係なく、
また年齢にも関係なく世界で実行されている常識です。
日本の場合
家族の同意がある場合だけ、
法的脳死判定が行われ、初めて脳死が「死」とされる。
家族にとって医師から死亡宣告を受け、区切りをつけたうえでしか、
臓器提供の判断はできないのに、
日本では、医師から死亡宣告を受ける前に
家族が肉親の死を選ばなければならない。
一般の病気や事故の場合でも、
私たち市民は「どうか助かるように」と祈る気持ちで
100%医師に頼っています。
その医師から死亡宣告を受けたら、
拒否する人はありません。
私は脳死死亡宣告を受けなかったら
臓器提供をしていなかった。
死の決定責任を患者家族に転嫁している日本の実情は、
死者に治療してはならないという医療倫理の根本を
まひさせていることに気付くべきです。
----------------------------------------抜粋です。-------
現在脳死と宣告された方々は「死亡宣告」をされたわけではないし
今後も「脳死=死」と受け入れることはないとのではと思います。
A案はそれを「受け入れない」(法的脳死判定を拒む)
ことも権利として明記してありますので、
第3者の私としては、それでいいのではないかと思っていました。
でも、
「脳死判定をしますか?」「それともしませんか?」
などという質問を
医師からされるなんてことがあっては
今までと変わらないですよね。
やはり、「死亡宣告」がされなければ、
なかなか、移植という方向に
気持ちが向かないのではないかと思います。
この「脳死状態」での死亡宣告を
日本の国民が受け入れられるようになるまで、
(それより医師が「死亡」しているときちんと宣告できるかが問題ですが)
相当な月日がかかるのではないかと思います。
現状では、
検証、議論が進められていないのですから。
旧厚生省研究班の『小児における脳死判定基準』よると
脳死とされる6歳未満の子供について小児脳死判定基準を満たした、
つまり2回の無呼吸テストを実施して
無呼吸が確認されたのが20例あり、
そのうち7例で長期脳死に、(35%です!)
さらに4例で100日以上が心臓が動き続けたのが確認されている。
当然、心臓が動き続ける間、その子供たちは成長を続けました。
このような事実があるにもかかわらず、
「長期脳死」の子供は「法的脳死」には該当しないという
情報をうのみにしてしまった私。
知らなかったでは済まない。
無知も罪です。
これから、正しい検証がなされ、
すべての人に平等と信じた
A案が正しく施行されていきますように。
1年ではなく、
もっと長く、継続的に検証していかれるべきで、
本当は、そうされているはずだったのに。。。。
そうすれば、いまごろは
医師から正しく「脳死」を「死亡」として診断、宣告され、
人々が、「死」を受け入れ、
本来いのちのリレーとして暖かい気持ちで行われる
移植医療に遺族の気持ちも向けられていたかもしれません。
人の価値観はそう簡単に変わりません。
それなりの時間が必要です。
今回の改正法案の報道の一環で、
取り上げられる長期脳死の子供たち
帆花ちゃん、みづほくん。その他、報道に出てこない
たくさんの「脳死」とされるこどもたち。
今まで、子供たちを思い、治療してくれた医師からの
きちんとした「死亡」宣告を受けていないにもかかわらず、
また、きちんとした検証、議論がなされていないにもかかわらず、
法律で「死亡」と定義されてしまった(と感じているでしょう)
ご家族の苦しみは計り知れないです。
一方
WHOの渡航移植の制限に関する声明の採決が1年先送りにならなかったら、
たとえ、5月にA案が可決、施行されたとしても、
ほうちゃんや、まおちゃんは
移植を受ける機会はあったのでしょうか。
これから、先数年で
発症してしまった子供たちは
移植を受けられるのでしょうか??
考えただけでぞっとします。
この、日本国、国民の怠惰が
双方の立場の方々を苦しめる結果となってしまいました。
最後に
どうか、罪のない子供たちが苦しみませんように。
すべての子供を愛してやまないご家族が
納得された上で、
臓器提供ができ、移植を受けられる
環境ができるだけ早く整備されるよう望みます。
長々と、すみませんでした。
最後まで読んでくださった方、
ありがとうございました。