大部屋は、面会時間が19時までなので、

長くて20分ぐらいしかいられないんです(>_<)



ICUは、19時30分まで大丈夫だったのに。。。


その代わり15時から19時までずっといてもいいので休みの日は

ありがたいのですが、仕事の日は、どんなに急いでも18時半過ぎて

しまうので、色々してあげたいのに、時間が足りない( ´(ェ)`)ほえ~




片道40分もかけて行くのに。。。。(/TДT)/



仕事帰りにしかこれない人だってたくさんいるんだろうに、

19時までって早過ぎ~。


って話しは置いといて。。。



今日は、ちょうど夕飯の時間帯に行ったから、

ベッドのリクライニングを上げて座ってました。


って言っても、まだ嚥下障害があるので、

管からどろどろの液体を流し入れているだけなのですが。

(※嚥下障害=食べ物や水分、唾などを飲み込めない)



(ちなみに、何日か前までは、この管からドロドロの液体を注入するたびに

気持ち悪くなって、何度か吐いてしまっていたみたいですが

今では、気持ち悪くなることもなくなった様子。)





で、今日は私を見るなり

手を上げて「\( ̄ー ̄;)よっ!!」みたいな挨拶をしてくれました。

(※よっ!と声は出してません。)


挨拶してくれるなんて、大部屋に移って初めてだったので

感激しちゃいました!!




そのあとは、私がコートを脱いだり、カバンの中をガサゴソしている姿を

無表情でジーっと見つめていました。

こういうのも珍しいです。いつもは知らんぷり。



買っていった靴下を見せてたり、私が買ってあげたパジャマを

着ていたので、それを褒めたりと色々話しかけたんですが

声は出さず、ただうなずくだけ。



「早くごっくんって出来るようになるといいね。そうしたら口から

食べられるし、お水も飲むことができるもんね。」


って話しかけたら


「もう口から食べてるよ。水も飲んだよ。」


と小さな声で言うのですが、それが本当なのか?嘘なのか?

判断できず。。。(・・;)



もしかしたら、リハビリの一環で飲み食いしたんだろうか・・・?


その後、カサカサの手に化粧水を塗ってあげてると
左手が『ちくちくする。怖い。』って声に出して伝えてきたので


母の右手を左手まで持っていって、


『ちくちくしたら、こうやって自分の手で摩るんだよ。そうしたら痛みも和らぐからね』
『それにちくちくするのは、少しずつ元気になってる証拠だから、ちっとも怖くないんだよ』

って言ったら、頷いて、自分で左手を摩ってました。


あっという間に、帰らなければいけない時間になってしまい。。。。

『帰るね』



って言ったら、小さな声で、



『ありがとう。。。』


って言ってくれました(≧▽≦)




「ありがとう」

この言葉が今まで発した

言葉の中で一番嬉しかった(ρ_;)


『ありがとうってよく言えたね。偉いね!

その言葉は、私にだけじゃなくて、みーんなに言ってね。

看護婦さんや先生、何かしてくれた人みんなにありがとうって言ってね』


って、言ったらうなずいていました。




実は、オムツを変えてもらったり、何かをしてもらった時に、

お礼も何も言わず、ぼーっとしている母が、すごく気になっていたんです。

私が、お見舞いに行った時に、ちょうど母が粗相をして

パジャマを汚してしまった後だったみたいなんです。

その時に若い看護婦さんが、気のせいかもしれないのですが、

嫌な顔というか、困った顔をしていて。。。。

それなのに母は、何事もなかったかのように寝ていて。。。。



母が粗相をしたことにもショックだったし、

看護婦さんにそんなことをさせて平気にしている母もショックだったし

そんなに若い看護婦さんに嫌な思いをさせてしまったこともショックだったし。


仕方のないことなんですけどね。。。。


看護婦さん達からしたら、オムツを変えたりすることは、

決していい仕事ではないはずだし、やってもらって当然みたいな態度でいられたら、

いくら病人と言えど、腹が立つこともあるだろうな~。って気になっていたんです。




だから、母の口から「ありがとう」って言葉を聞けた時、

感謝の気持ちは忘れてなかったってことが嬉しかった!


そんな風に思えた今日でした。