船長と航海士が無能な船がありました。名前は「にほんまる」
この船は四半世紀も前に座礁し、それからゆっくりゆっくり沈んでいるのですが、中の乗客にはわかりません。知らされていないのです。
たまにクレバーな御仁がビー玉を床に転がし、「傾いているじゃないか」と言うと、「これは波のせいだ」とか体の良い嘘を言って乗客の関心をひかないようにしました。
乗客もまた、将来の船のあり方を考えることはなく、毎夜のパーティーに明け暮れ、現実とは遠く離れた時間を過ごしていました。
クレバーな御仁達は、海の藻屑と消える前に脱出を試みました。
しかし段々と沈み行く船の現状を隠せないほどになると、船長と航海士に対する信頼が消え失せました。
そしてこの船は舵取りという中心をなくしました。
どこに行くことも出来ず、ただ海の底に眠るのを待つ運命。
乗客にはアノミーが広がり、
自虐を込めて誰かがSheeple（羊民）と呼ぶようになりました。
何度船長を挿げ替えても、船をもういちど浮かばせ、進ませるという戦略思考のない人間ばかりで、お友達閣僚人事が罷り通る、お粗末な乗組員ばかり。
人材の質がどれほど大事か気付かないのです。自分が一番と思っている人間しかいないのだから、「自分以上に質の高い人間を求める」 という発想にならないというのが正直なところ。
ユリノミクス？
中身のない、耳触りの良い 甘やかな響きに引き寄せられる人々。
原発ゼロ？いいますねえ。
電力会社は統括原価方式という魔法を使っています。
固定資産税に3%をかけた値段が利益として保証されています。
固定資産を持てば持つほど寝ていても儲かります。
コストカットなどの企業努力をしないほうが儲かる魔法。
原発も持てば持つほど固定資産。
地元に買収費をばらまき、出費乱用もノーチェック。地域独占なので好き放題どんどん作り、使用済みの核のゴミまで固定資産に計算されるという信じ難い魔法。
安いコストで高い電気料金。
独占だから言い値でいいね…
このぼろ儲けの魔法に
群がる政治家。
学者、役人は天下り。
このシステムに一切触れることなく原発ゼロとは
どの口が言ってるの？
改憲にしても現状の「違憲かどうか」に焦点を置くのではなく、違う方向から改憲を考えましょうと言ってるのですね。
安倍ナチズムと連立？
花粉症ゼロに待機児童ゼロ？
問題の上部だけを撫でる、霞のかかった耳心地の良い公約。
それに騙され続けるsheeples……
政府の指導がどれほど私たちをバカにしているのか。
ミサイルが落ちて核 炸裂の瞬間。
太陽表面以上の熱放射。
中心部は数十万気圧になります。
その後、急激に中心部は低圧となり、周りの空気を吸い込み逆向きの圧力波が生まれます。
この圧力差で眼球が飛び出し、肺は破裂。
では 本当はミサイルが飛んできたらどうすべきか。
ミサイルが点に目に入った瞬間、
近くの汚水流れる側溝にうつ伏せになり爆風を避けます、耳の穴を両親指で押さえ、他の指で瞼、眼球を押さえます。
口を大きく開け肺の内圧と外圧の差をなくします。
側溝がない場合はできるだけ低く伏せて、口も大きく開けたまま地面に突っ伏します。
木の陰では木っ端微塵。
政府の弾道ミサイル下の行動指導が あんなにまでに カス なのは、
1、ミサイルが飛んでこないのをわかっているけれども、ミサイルが飛んでくる恐怖を国民に植え付けたい。
2、ミサイルが飛んできて何千万人か死んでもいいと思っている。
のどちらかです。
そもそも他国はどこも北朝鮮ロケットと言っています。
ミサイルなんてどの国も言ってません。
世界では削減する人口に対応するためAIを、ビックデータを活用して社会全体の構造を変えなければならないというレベルなのに、
日本は未だに、
進軍ラッパに経済特区。
4流発展途上国か。
かつて栄華を極めた美しい客船がゆっくりゆっくり沈み行くのを待つ私たち(sheeple)の悲哀。
「主よ身許に近ずかん」
と口ずさみ嘘と虚飾のバーチャルワールドに願いを込めて、一票を投じる、健気な愛しき羊たちなのであります。