そうそう、先週は新年早々こんなニュースを見ました。

1万円札がなくなる!? 「7年後をメドに廃止」は本当なのか?
2018年1月2日 8時51分 日刊SPA!


秋頃に突如、経済メディアを中心にわき起こった「高額紙幣廃止論」。しかし、ここに来て、政府内でも検討が始まったという情報が入ってきた。その真偽と実施の可能性、そして議論の裏にある目論見とは!?


◆7年後をメドに廃止するという情報は本当か!?

 日本は高額紙幣を廃止すべきである――そんな主張が、秋頃から海外から相次いでいる。口火を切ったのはマクロ経済学の大家で米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授。自著で、5~7年かけて1万円札と5000円札を廃止することで、「レスキャッシュ社会(現金割合の少ない社会)」を実現することを日本に提案したのだ。

 また、元イングランド銀行金融政策委員のウィレム・ブイター氏も、『日経新聞』(2017年11月20日付)でロゴフ氏に賛同しつつ、高額紙幣を廃止し、半ば強制的に銀行に預金させることで日銀による集中管理型デジタル通貨に移行すべきと説いている。

 日本人にとっては降ってわいたような話であり、財布の中から1万円札と5000円札が消えることなど想像しにくい。しかし高額紙幣の廃止は国際的にも趨勢となりつつあるのだ。まず’14年に1万シンガポールドル(約83万円)紙幣の発行が停止。そして’16年11月にインドが1000ルピー(約1700円)紙幣と500ルピー紙幣を廃止した。インドの場合、同紙幣の保有者は4週間以内に別の紙幣に交換するか、預金するかのいずれかを迫られた。米国やカナダ、オーストラリアも、高額紙幣の廃止を検討している。

 これらの国々が高額紙幣を廃止する第一の目的は、資産隠しによる徴税逃れやマネーロンダリングの防止だ。最高額紙幣の額面が小さくなればなるほど、持ち運びや隠匿が難しくなるからだ。インドでは一定の効果が出ているという。

 こうしたなか、日本国内でもいよいよ高額紙幣の廃止に関する議論がスタートしているという。ある政府関係者はこう証言する。

「インドでの成功例を受け、日本でも1万円札と5000円札を7年後をメドに廃止する検討チームが日銀内で立ち上がったと聞きました。ドルやユーロとも歩調を合わせるということらしい」

 共通報告基準(CRS)による預金口座情報の自動交換を始め、国際社会では租税回避やマネーロンダリング防止に向けた連携が近年、強化されているが、高額紙幣廃止もその一環なのだろうか。

 真偽を確かめるため、日銀に問い合わせたところ「通貨の発行については財務省の管轄になる」(広報課)と回答。一方、財務省国庫課は「高額紙幣の廃止に関してまったく検討しておらず、将来的な廃止も考えていない」と否定した。先の証言と異なるが、金融アナリストの久保田博幸氏は「実態は『検討チーム』ではなく、一部の官僚による非公式な勉強会に近い可能性もある」という。

 経済評論家の加谷珪一氏は、高額紙幣廃止には景気を刺激する効果もあると話す。

「マイナス金利政策により、日本のタンス預金は50兆円にまで膨れ上がっているといわれている。1万円札と5000円札が廃止されれば、資産を現金で保有する人は確実に減る。そうなれば、タンス預金の一部は市中に流れ、景気浮揚に繋がる可能性がある。また、高額紙幣と入れ替わる形で電子マネーが普及すれば、小銭の受け渡しが面倒だった少額商品の消費も喚起されるのでは。現金を用意するために銀行窓口やATMに長蛇の列を成すという不経済も解消されるでしょう」

◆日本の現金流通額は100兆円に上る

 一方で加谷氏は、日本での高額紙幣廃止には我が国特有の“壁”がいくつも存在すると指摘する。

500ユーロ札や100米ドル札は、実際に使おうとすると断られるか偽札でないかどうかじっくり吟味されるので、日常生活ではほとんど使われていない。なので、廃止しても反対する人は少ないのです。しかし、日本で日常的に使用されている1万円を突然なくすとなれば話は別。大きな反発が予想される。まだまだ現金主義の日本では『結婚式のご祝儀はどうするんだ』といった話も出てくるでしょう。そうした事情をロゴフ氏はおそらくわかっていない。財産権との兼ね合いもあるのでインドのような強引な方法も難しい」

〜 後 略 〜

引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/14106962/


世界的に進みつつある高額紙幣廃止の流れが、
日本にももう少ししたらやってくるというものです。

みなさん、現金使ってますか?

ぼくは以前からことあるごとに触れてるように、かなりキャッシュレス野郎です。
財布には、銀行に入金しに行くとき以外(笑)は1,000(←ぉぃ)〜15,000円程度しか入れてません。
しかたなく現金を使って小銭ができたら、500円と100円硬貨はなるべく貯金箱に入れて
(50円以下は貯金箱の価値もない(笑))極力財布を重く分厚くしないようにしときます。

なので、こういう1万円札や五千円札廃止がかりに実現することになったとしても
ぼくはさほど不便を感じることはないと思います。
たしかに、上の記事にあるように
祝儀を出すとかそういうときに困ったりしそうですけどね。

……うーん、祝儀に1,000円札30枚とかって、
さすがにちょっと「ないなぁ」って感じですよねー(´∀`;)
ホント、どうなるんでしょう。
意外とギフトカードが当たり前になったりするんですかねー?
それも味気ない感じがしますが、カタログギフトだって
最初の頃はそう思われてたんじゃないかという気がしますし。←推測


なお、中国は日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでて、
屋台や募金(!)なんかもすでに電子マネーが当たり前だと聞きました。
まぁこれは人民元に偽札が多すぎるから電子マネーのほうが安全だという
キャッシュレス化が進む地盤があったからでもあるんですけどね。


まぁそういった背景はあるにせよ、日本は確実に
世界のキャッシュレス化の波から取り残されつつあるのが現実です
(おサイフケータイのような非接触センサータイプではなくQRコード読み取りが主流ですが)

ぼくの周りにも、クレジットカードすら使わない人がまだまだたくさんいますしねー(;´ω`)
おサイフケータイなんて、使ってる人見たことない(笑)
(ぼくの周りの人たちが特別アナログ人間ばかりという可能性はあるかもしれませんけど)

ただまぁある意味これは日本円の信頼度の高さの表れなんで、
皮肉とも言える状況なのがなんとももどかしい部分ではありますけど。


……ま、財務省はこの噂をきっぱり否定したようですけどね。
ただ世界的な流れなのは間違いないですし、
いずれこういう話が表面化するのは遅かれ早かれだと思います。
実際にいつどうなるかは今後の動向を見守るしかありませんが、
1万円札がなくなったら単純に寂しいなぁと思っちゃいますね(´・ω・`)



それにしても、記事にある「1万シンガポールドル=83万円紙幣」て(笑)
そんな高額すぎる紙幣、いろんな意味で廃止して正解だったと思いますよ(´∀`;)
(運悪く落としでもしたら……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)




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