※めんどくさい話をすっ飛ばして
「サルでもわかる画質比較」を見たい方はスクロールしてください



家電に疎い方でも最近チラホラと
耳にするようになってきた方がいらっしゃるかもしれませんが、
4年ほど前のエコポインにより一気に普及が進んだ
デジタルハイビジョンテレビの「その次」に来る
と言われているのが「4Kテレビ」です。

SONYが84V型の初号機(当時168万(!))を去年発売したときは
非常に興味があったのでぼくも店に観に行きました。


……度肝を抜かれました(゚A゚;)


フルハイビジョンも最初に観たときは綺麗だと思いましたが、
これはその衝撃をはるかに上回るものがあった気がします。
それほどまでに圧倒的なんです。

緻密な映像は、もはや映像という認識ではなく
リアルな景色を観ているかのようでした。
だから、3Dの映像ではないのに
立体感すら感じるほどなのが驚きでしたね。
あれほどリアルな映像だと、
脳は勝手に立体感を感じてしまうようです(;´ω`)

ちなみにこのときのデモ映像は、
ハイビジョン映像をアップコンバート(4Kへ変換)
したものではなく、ネイティな4K映像だったとのことで
よりリアルさを感じる一因になったと思います。


……さて、さすがにデカいし高すぎたその初号機に替わり
より買いやすい65V型、55V型が今月から発売開始されました。

NRBS

まぁ好みではありますが、
正直かっこいいとは思いませんけどねー、デザインは……(;´ω`)
サークル状の脚なんてやめればいいのに(-_-)
このスピーカーも……。

かなり音質を追求したスピーカーを搭載する情熱は買いますが、
このデザインを歓迎する人はどれだけいるのかってこと
(ちょっと横に長すぎだし存在感ありすぎでしょう)
そしてこれくらいのモデルを買う人はオーディオも
すでに別で用意してるという人も多いでしょうしね。
そう考えると、このパッケージで発売するのは
どうもニーズとズレて気がしましたね(;´ω`)


ちなみにこの55インチ、価格.comでは最安40万を切ってます。

NRBS

これなら手の届くレベルになってますね(゚A゚;)ゴクリ


さて、4K(ヨンケー)とは、フルハイビジョンの4倍
もの画素数が詰まった映像規格のことです。

これってiPhoneが3GSから4になったときの同じなんですね
(いわゆる「Retina」ってやつです)
一気に4倍の解像度になったその画面は
あきらかに「綺麗だ……(゚Д゚;)!」と感じましたよね?
それと同じことが4Kにも言えるわけです。

40インチくらいまでのサイズなら現行のハイビジョン映像でも
ふつうに「綺麗だなー」と楽しむことができますが、
46インチ以上(とくに50インチ以上)となると
「あれ? けっこう荒くね……(゚Д゚;)?」
と感じるようになってくると思います。

テレビから離れて観れば気になりませんが、
近くで観ると画素間の格子とかが気になっちゃうかもしれません。

これがハイビジョンの限界の大きさなんですね。

ですので、大画面でもよりリアルな映像を求めた
次世代規格が「4Kというものなんです。

……さて、そんなにすごいという4Kってやつは
どれほどまでにすごいのか?

実際に店頭で見てもらえれば一目瞭然(笑)なんですが、
そんなめんどくさいことせずとも知りたい
……というめんどくさがりの方のために、
わかりやすい比較画像を用意しました。

ネット上でどんなにわかりやすい画像を用意しても、
見る人の環境によってずいぶんと左右されてしまい
けっきょくは純粋な画質比較ができない
という問題があって、これはこの方面に詳しくない
一般の方では乗り越えるのは難しいんです。

ですので、どの環境でも純粋に比較できる比較画像を作りました。
静止画ですが映像の緻密さはわかってもらえると思います。
この比較画像は、イメージではなくリアルな比較だと思ってください。

NRBS

この映像をそれぞれのテレビで見たときの違いを、
上の画像の赤枠部分を拡大して比べてみましょう
(それぞれの表示方式に最適化されているという前提です)

4K
NRBS
800万画素

(フル)ハイビジョン【(地デジ)/BS/Blu-ray】
NRBS
200万画素

DVD
NRBS
35万画素


アナログ 【ブラウン管】
NRBS
30万画素


以上です。

いかがですか?
細かい部分の描写はこれほどまでに差があるんです
(ちなみに写真下の画素数は、デジカメの記録画素数に
置き換えた場合の数字(←1000万画素が当たり前と考えると
静止画の情報量がいかにすごいかがわかりますね))

これだけ緻密な映像を実際に観ると、
たいしたことないと思ってても圧倒されるパワーがあります。

……ただ、画質というのはけっきょく
画面の大きさと視聴距離によって
感じ方が変わってきますので、ぶっちゃけ5m離れてみるのなら
4Kの美しさなんて体感することはほとんど不可能となりますし、
2~3mの一般的な距離で視聴するのなら
大画面であればあるほど4Kより下の規格の映像(とくにDVD以下)は
汚くて耐えられないと感じてしまうはずです。

また逆に、存在しませんが32インチの画面の大きさの4Kテレビがあれば
ハイビジョンと4Kの違いなんてのも
ほとんど見分けがつかなくなってしまうわけです
(DVD以下とはハッキリ違いがわかると思いますが)

どんなに綺麗な映像も、遠く離れれば細部なんてわかりませんし、
近くで見れば見るほど違いはハッキリ認識できるということですね。

ですので、自宅の視聴環境を考えて選択する必要があるわけです。

部屋が30畳くらいあってテレビとの距離が5m以上あるのに
い4Kテレビ買うのはもったいないですからね。
ふつうのハイビジョンテレビで十分なわけです。

……ま、世の中にはこんな人もいますけどね。

NRBS

8畳間に84インチ(笑)
完全にシアタールームですね(´∀`)
どんな人なのか見てみたいなー……(;´ω`)


あ、そうそう。

こんなにすごい4Kテレビですが、
まだまだ何年もの間、テレビ放送では
ハイビジョンの映像しか観ることができません
アップコンバート(変換)するんで多少マシですが、
息を飲むほど美しい映像は楽しめないんです。

「え? 高い金出してなんの意味があるの(゚Д゚)?」
と思ったあなた……鋭いですね(´∀`)

その通りです(笑)

当面、4Kの映像を堪能するには
これから出てくる4K用のビデオカメ
自分で撮った映像を観ることや、
今後少しずつ出てくるであろう4K版のBlu-ray、
そしてYouTubeでも一部対応している映像があるようですので
そのあたりでしか実力は発揮できないのが現状です。

……悲惨ですね(´∀`;)

インフラが整う前に走り始めてしまった規格ということです(^^;
しかもさらに倍の改造とな8Kって規格も囁かれ始めてますので、
どういう流れになるかある程度定まってから
手を出した方がよさそうだということを助言しておきます。


……なんのこっちゃ(´∀`;)