年末年始は嫁が緊急入院したりと色々ありまして年賀状も手付かずになってしまった上に、いよいよMS社より最後通告の来ていたウインドウズ11にバージョンアップしたものの細かな設定が変わっており、写真を取り込む際のBluetoothの設定が分からなかったりしてブログが面倒で放置しておりました。

 

年明けに暫く動かしていなかったパブリカを車庫から出して、アイドリングさせている時に何げなくエンジンルームから覗き込んだ時に燃料ポンプ下側付近に何か滴った様な跡を発見。

クランクケース底部も汚れ気味でした。しかしオイルにしては若干赤みがかっているんじゃない?みたいな感じでしたのでそのまま様子をみていると、機械式燃料ポンプの底部にある穴よりガソリンが漏れてきておりました。

漏れの正体は燃料漏れによるガソリンだったのです。

 

早速燃料ポンプをばらしてみましたが、ダイヤフラムに亀裂が入っておりました。

このパブリカを引き上げてきた時に既に補給品の新品純正燃料ポンプが付いているのは承知しておりましたが、5~6年でダイヤフラムが駄目になるとは。

まだ品番が-19015時代以前のポンプの耐久性は格段に違い、30年経った今でも漏れは皆無です。

 

よく電磁ポンプに交換されがちな機械式燃料ポンプですが、耐久性に一目置くものがあるのも事実でやみくもに交換する必要もなくむしろ電磁ポンプより信頼性があったのですが、今のポンプに使用されているダイヤフラムの質か精製されているガソリンに以前の耐油ゴムを侵してしまう成分が含まれる様になったのか、いずれにしろ5年近く経ったら燃料ポンプの状態をチェックする必要が出来てきました。

 

まぁ以前から部品を取っていたので現在はダイヤフラムキットが欠品ですが、当初は手持ちのダイヤフラムキットを使ってポンプのオーバーホールをするつもりなのを変更して、せっかくまだポンプAssyが供給されているのでまだ補給される為にもAssyを購入して交換する事にしました。

 

 

 

特に交換に当たって難しい事はありませんが、ポンプを駆動するピン部や内部のアーム部分は潤滑機構がありませんので、修理書に従いグリスを適量封入します。

あとはインシュレータマウントの溝に収まるOリングが捻じれない様に取り付ける位です。

 

 

 

交換後は当然ですが燃料漏れが止まりました。

その後乗って分かりましたが燃費が今まで800cc化してから落ちていた燃費が、オリジナル700cc時代と同じに戻りました。

どうも800cc化した頃から漏れていた様です。微量だと揮発してしまう為に中々気付かないと思います。

今回は結構垂れてきたので気付きました。家で気付く事が出来たのは不幸中の幸いです。

 

という訳で近年の機械式燃料ポンプを使用している場合は、時々燃料漏れがないか点検して下さいね。