パブリカのクランクケースその他が加工から戻ってきました。

これでU型のクランクケースに2Uのシリンダを取り付ける事が出来ます。

 

 

 

 

切り屑が残っているのでクランクケース内を洗浄して乾燥させた後に、予め組んでおいたクランクシャフトAssyを取り付けます。

フロントベアリングのアウターレースを組み込んだ後に、クランクケースをバーナーで加熱させた後にリヤベアリングケースをクランクケースへ組み込みます。

カムシャフトメタルも交換するつもりでしたが、今回お願いした内燃機屋さん曰く全然クリアランスがあるからそのままで大丈夫との事でしたのでそのまま使います。

 

 

 

クランクシャフトAssyを組み込んだ後におおよその形まで組んでしまいます。埃避けの意味合いが強いですね。

 

 

 

 

シリンダヘッドはバルブシートを無鉛対応する為に交換、及びバルブガイドを交換。

 

 

 

 

シリンダは色気を出してベースを1mm切削してヨタハチと同じ圧縮比にしました(笑)

カムは2U-Bのものを使用。あくまでパブリカセダンの味を重視して2Uカムは止めました。U型のカムシャフトも見た目は同じプロフィールぽかったのですが、2U以降のカムシャフトはタフトライド処理されているのでそちらを使用する事に。

カムシャフトメタルの箱が見えるシリンダはU型の物で、シリンダとクランクケースのクリアランス比較の為に同時に預けた物ですが、こうして見るだけでも700と800で内径の違いが判りますね。

 

 

 

今回の内燃機屋さんでの作業内訳は

 

800シリンダ取り付けケース加工

バルブシートリング製作

バルブシートリング入れ替え及びバルブ擦り合わせ

バルブガイド製作(ベリリウム)

バルブガイド入れ替え及び合わせ

シリンダベース切削加工

 

でした。

 

ピストン・リング・ピン・シリンダ・バルブをWPC加工に出して、その間にヘッドのスタッドボルト一部欠損した部分の修正等を行う予定です。