少年は寂しがり屋だった。
でも甘えるのが苦手だった。
少年は甘えることを許される環境にいなかったからだ。
別に裕福な家庭で、家の跡継ぎの為に厳しかったというわけではない。
彼の両親が、「少年の将来が為」と言って厳しくしたからだ。
その思いは真のモノだったのかもしれない。
だが少年には、その裏に両親の世間への自尊心を満たす欲がチラついてならなかった。
そして少年は甘えることが出来なくなった。
加えて、甘えたくても叱られることが多かった。
いつしか少年は青年になった。
彼は両親の期待に応えるのを止めていた。
空を見てそこを自由に飛び回る鳥達、
木からひらりと風に乗って舞う桜の花びら、
さわさわと薙ぐ草の音、
それらをぼうっと見詰めては涙を流していた。
それくらい彼の心は壊れかけていた。
それでも両親や友人の前では笑顔で居ることに努めた。
その所為で彼の涙に気付く者はいなかった。
その行為が彼の世界に対するささやかな復讐だった。
自分の涙に気付いた、自分を「愛している」と囁く人間の顔が見てみたかった。
しかし、彼は化けることが得意すぎて、誰も気づいてなどくれはしなかった。
そうして彼は独りで壊れていった。
誰にも気付かれぬまま。
更には自分さえも気付けぬまま。
そうして気付いた時には、彼は空にいた。
彼は微かに微笑んで、最期にこう言った。
「嗚呼、やっと私も鳥の様に、花弁のように、薙ぐ草の様に、
自然の理の中で、……自由になれるのだな。」
彼は微笑っていた。
頬には涙が一筋伝っていた。
そこでやっと世界は彼の苦しみに気付いた。
そうして顔を覆った。
神様は呟いた。
「人間とはそのようなものだ。」と。
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衝動的に書いてみたモノです。
僕の中の少年のお話(笑)
実際の人物等とは一切関係ありません。
僕の神様は僕であり、
僕の神様はそこらの人間と何も変わりがない。
偉くもない。
そういうものだと考えてます。
あくまで僕の考えですけどねwww
そうは言っても御神籤は好きですよwww
それではw