試験日が迫る。


眠い。

酒が飲みたい。

ハワイに行きたい。

ハワイに行ってレンタルバイクに乗り込み時速60kmでぶっ飛ばしたい。

60km以上は法定速度を上回るから、危ないよ。

ピナツボ火山をみて爆笑したい。


主任技師試験勉強にずいぶん時間を費やしちまった。

そして、今、まさに、自信がない。

俺は100点で合格すると豪語しちまった。


9年前の自分が今の俺をみたらどう思うだろう。

きっと「スランプっつーか、フローっすね」と嗤われてしまうはずだ。

夜中まで勉強するなんていつぶりだろう。

頭が温度ひび割れしちまいそうだ。

内部と外部の温度差による応力発生あるいは、外部拘束(俺は100点で合格するんだ)によってある程度材齢を経た場合に発生する貫通ひび割れだったら、前者でありたい。

養生は初期養生がきわめて重要だ。

型枠がはらみはじめている。

堅固に組み立てたはずなのに、きっと俺は鉛直荷重しかみておらず、水平荷重(鉛直の5%程度だったろうか)を見ていなかったから、支保工を同じ位置に設置していなかったから・・・・。

今更後ろを見ていたってだめさ。

前だけをひたすら見るんだ。

泣いても笑っても11月末はやってくる。

そのころ忘年会シーズンですごく楽しく飲み歩いているのだろう。


さあ、どうなるのか。

打ちあがったコンクリートは俺に何を語りかけてくれるのだろうか。

俺はほほを打ち肌に充てる。

その時までに俺はすべきことをただひたすらにすべきなのだろう。


9年前の思い出が走馬灯のように脳裏をよぎる・・・。