閑話休題 ~倒産・・・~ | 閑話休題

閑話休題 ~倒産・・・~

どもパー


おじさんKです。


いよいよ年末。


早いとこは、27日から


正月休みですね。


そんな折、


金融不況の波が、


おじさんKの周りにも来ました。


1年前、ある企業から、


店舗改装の話が来ました。


今後チェーン展開する企業で、


仕事が見込めるとのこと。


信用できる方の話でしたから、


見積もりしました。


そのときは、残念ながら、


他の企業で、1度やらせたいところがある、


との理由で、無くなりました。


その後、その企業はチェーン展開し、


新聞・ネットニュース・TV等で取り上げられ、


急成長を始めました。


おじさんKはその様子を見て、


ちょっと悔しかったです。


当然、あの時仕事が取れていれば・・・


なんて考えました。


そして、1年。


なんと、その企業が倒産!!


月にFC店を、2店舗以上も


開店させていた企業です。


驚きました。


事の顛末は、


その企業は、ベンチャーで、


社長も若く30代。


お金は無かったですが、


知恵がありました。


お金を作る為、


投資ファンドに行って、


ファンドを組みました。


そしてファンドは成功。


こうなれば、資金は潤沢です。


一気に成長させ軌道に乗せるはずでした。


ところが・・・


金融不況です。


投資ファンドが、資金を引揚げてしまったのです。


しかし、堅実な経営者なら、


ファンドが引揚げても、


かなりの店舗をオープンさせましたから、


FC料、開店時の売り上げ等を


資金として、プールしていれば、


十分出来たはずです。


しかし、若手のベンチャー社長というのは、


すぐにセレブな生活を始めます。


私が会った担当者でさえ、


数十万のスーツを着て、


高い時計をはめていました。


要するに、投資ファンドのお金を


自分たちのお金と勘違いし、


高給を取り、生活してたのです。


起業して間もないのですから、


お金は無かったはずです。


地道に、稼いだ金をストックすればよかったのです。


まさにバブルです。


11月30日にファンド引き揚げが決まり、


20日間持たずに倒産しました。


もし、おじさんKが仕事を引き受けていたら、


1000万円近い損失でしたでしょう。


後から考えれば、ラッキーでした。


その企業が倒産するかも知れないとわかったのは、


主要取引先ですら、今月だったそうです。


だいたい、ファンドしかり、融資しかり、


借りた金です。


自分の金ではないのです。


銀行に借りたお金で、新規事業という会社が多いですが、


要は、借金スタートです。


そのスタートなら、慎ましやかに生活し、


無借金になるまで、がんばるべきです。


FC展開ですから、被害者は全国にいます。


本人が金融不況と直接関わらなくても、


このようになるケースもあります。


3月に向かい、さらに不況になるでしょうから、


しっかり、付き合う相手を考え、


地道に行くのが一番でしょう。