最近、オンライングループ内で、ライブトークをやっている。
 

からくり道場参加者有志で作った、からくりマルシェ(仮)というグループ。

 

まあ、クローズドのオンラインサロンみたいなものだな。

 

 

そこで僕が、メンバーの誰かをライブ動画上でお招きして、インタビュー形式で対談する。


話の中身は、その人が取り組んでいる活動(仕事)についてだったり、個人的な世界観や体験記だったり。



なんだかんだ話してると、1時間ぐらいすぐ過ぎてしまう。



僕はもともと雑誌記者やライターの仕事をしていたので、記事を書くためのインタビュー(取材)なら、業務の一環として、バリバリこなしてきた。

 

今やっているのは、それと似てるけど、ちょっと違う。


情報収集のための取材ではなく、インタビューの対話そのものを、トークショー的に披露するものだ。


しかもライブ。収録とちがって編集や修正はできない一発勝負。


うちわのオンラインサロンとはいえ、それなりの緊張感が伴う、、、、


、、、ということは、全く、ない(笑)




ただの世間話のように、のんびりゆるゆるした雰囲気で、1時間ぐらいおしゃべりする。笑ったり、驚いたり、鼻かんだり、沈黙したり、、、なんでもありだ。



何か明確な目的を掲げているとか、ここから何かを学びたいとか、、そういう感じの設定も、何もない。ただなんとなく思いついてやり始め、面白いから続けている。

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ライターの仕事をしていた頃。たまに同業者の仕事ぶりに接することがあったりして、、

一口にインタビューと言っても、ずいぶんいろんなやり方があるものだなぁ、と思いながら眺めていた。



いろんな人のやり方を眺めて、自分のアプローチと比べたりしているうちに、、、

自分はどうやら、「相手が喋りたいことを引き出す」のが上手いんだな、と気づいた。




例えば、、ジャーナリストという肩書きを背負った人の中には、喋りたくないことを喋らせるのが得意な人もいるのだけれど、、、

僕には、ああいうのは、できない。やりたくもない。


 

こちらの都合に合わせて、欲しいコメントだけちょいちょい拾っていくというやり方もある。(業界にはコレをやっている人がとても多いのだけどね)。これも、僕にとっては「あー無理無理」という感じだった。


僕がやっていたのは、こんな感じのやりとり。



こちらがいろんな角度から言葉を投げかけていくと、、


ある部分で、相手の内面に、ビリビリっていう反応が立ち上がるのが感じられる。


それをキャッチしたら、そこから水脈を辿るように、話を掘り下げていく。


事前に想定していた内容から、どんどんはみ出ていくこともしばしばあったけど、、


その方が、絶対に、面白いものができると思っていた。

 

 

ほとんどの場合、相手も面白がってくれた。「雑誌の取材で、こんなに楽しかったのは初めてだよ」なんて言われることもよくあった。

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ライター仕事の場合は、そうやって取材した情報をもとに記事を書くわけだけれど、、、


それだと、相手が取材中にビリビリっと反応していたその感じが、文字ではなかなか表現できないことも多かった。


まあ、僕が書いていたのは主に健康情報の記事だったから、一番大事なのは実用性で、インタビュー中のリアルな雰囲気とかは必要とされていなかった、という事情もある。

 

 

で、、、今やっているライブトークでは、、その部分がむしろ面白さの核心だったりするわけだ。


それが、自分にとっても、面白い。


というわけで、、しばらく続けてみたいな、と思っている。


インタビューを受けてくれた、さとちゃんのブログ
 


同じく、ふみみのブログ