今まで僕は、「自分を責める」っていうのは、「人間というちょっと特殊な動物がやっている、ちょっと特殊な行動」である、と、そんなふうに勝手に決めつけていたんだけど、、
ふと、、思い出した。
あれ、そういえば、動物にも自傷行為ってあるよな、と。
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動物の自傷行為
養殖されていたり飼われていたりする動物がストレスで気が狂い、自傷行為に走る事がある。毛皮にされる檻の中で飼われた動物が自身の体に噛み付く、水族館の魚が自ら壁にぶつかる、などの行動が見られる。飼い鳥によく見られる毛引き(ストレスにより自らの羽毛を抜いてしまうこと)も自傷行為の一種である。
wikipedia「自傷行為」より
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「気が狂い」という表現はちょっとどうかと思うけど、まあ、言わんとすることはだいたいわかる。
人間がやっている「言葉で自分を責める行為」と、動物の「自傷行為」。
そんなのごっちゃにすんな、って思う人もいるかもしれんけど、人間だって動物なんだし、「自分を傷つける」というところは共通だ。
だから、ざっくりいえば、この2つの行動、ルーツは似たようなものなんじゃないか、と僕は思う。
一般に、動物の行動を貫く原則は、サバイバル。
つまり、自分が(個体レベル、あるいは種レベルで)生き残ることを最優先に、行動を選択する。
その観点から見たら、、「自分を傷つける」なんて、あり得ない方向性だ。
なぜそんなことが起こるのか。
wikiの表現を借りるなら、「ストレスで気が狂う」からだ。
例えば、自分の体に噛みつくことを繰り返すワンコがいたとして、、
どうやったらそれをやめさせられるんだろう、と考えたときに、、
「口に問題がある」とか「この歯が悪いんじゃないか」などと考える人は、いないと思う。
何かひどいストレスを抱えてるんだろうから、それを見つけて解消してあげないと、と、たいていの人はそう考えると思う。
そう、動物の自傷行為なら、「問題は、自分を傷つけているこの部位じゃなくて、心の中にある」って、すぐわかる。
だから、首に襟巻きみたいなカラーを巻いたり、口輪をつけたり、といったような、傷つける行為を直接抑制するタイプの対策は、所詮、対処療法であり、根本的にはストレス源をなんとかしないと、って思える。
だけど、、、
人間の、言葉による自傷行為の場合は、
なぜか、「あーこういうの、もうやめよう」「これから気をつけよう」みたいに心の中で呟いて、
行為そのものを直接、抑制しようとする対策ばかり、やってるんだよな。
それは、自分の体を噛むワンコに、口輪をはめてるのと一緒なんじゃないかな。
問題をなんとかするためにアクセスすべきポイントは、そこじゃない。
問題の本体は、全然違うところにある。
・・・なんてことを、ふと思いついたので、久々にブログを書いてみたのでした。