昨日27日は、ナズルワンで開催の「からくり道場」に初参加。

 

なずさん、ちかさん、しゅうくんという、なずスクールでもおなじみのトリオで、今回は「心と身体を整える」というテーマ。


僕にとってもこれは、ライフワーク的なテーマですね。

「心と体はつながっている」。

 

よく言われるフレーズだ。

 

だけど、それがどんな実感として感じられているか。どれほどのつながりが捉えられているか。

 

言葉で言うとシンプルだけど、これがどうして、なかなか奥深いテーマなのだ。

 

 

 

例えば、、

 

心の中に、何かいつも心配事があったとする。

 

身の回りの人間関係とか、将来の不安とか。

 

普通は、その問題をどうにかして解消しよう、と考えるものだろう。

 

人間関係だったら、付き合い方を見直すとか。将来が不安なら、資格を取ろう、とか、そんな具合に。

 

そういう人が、例えばヒモトレの体操をやったとしよう。

 

すると、、さっきまでの心配が、案外どうってことないかもな、なんて気分にコロリとなったりすることが、ままある。

 

現実の事情は何も変わってないのに、である。

 

身体を整えることで、問題の見え方が変化したのだ。

 

こんな風に、体からのアプローチで、心の問題を解消(軽減)することができる。これは別に、ヒモトレだけの専売特許というわけではない。身体を整えるアプローチなら、役に立つものは数多い。

 

最もシンプルで実用的なのは、呼吸法だろう。ふーーーっと2、3回、息を長く吐くだけでも、心はけっこう落ち着き、イライラや心配が治ったりするものだ。

 

 


昨日の「からくり道場」では、ちかさんが五行(木火土金水)の視点から見た、それぞれのタイプの心身の特徴を紹介してくれた。
 

しゅうくんは、食事やダイエットと心の関係。

一方、なずさんからは、「心を整えることで病気が治ったケース」の話が紹介された。

 


つまり、、心と体の間には、身体→心という方向の影響も、心→身体という方向の影響も働いており、どちらを入り口にしても、心身を整えていくことが可能、ということになる。

 

 

 

会の後半では、「いま体の調子が悪い人」のお悩み相談会のような流れになった。


「ぎっくり腰」「股関節の不調」「首と肩甲骨周りの痛み」などを抱えている方々が手をあげて、それぞれの体調と、心が抱えている悩みなどを語られた。

 

 

これ、、、ヒモトレ関係者ならすぐぴんと来ると思うけど、、ここに並んだ体の不調はどれも、ヒモトレが得意とするものばかり、なのである。

 

 

 

ありがたいことに、なずさんから、「まーくん、ヒモトレ、やってみる?」とご指名を受けたので、それぞれの方の体にヒモを巻いてみた。

 

もちろん、こんなこともあろうかと、カバンの中には各種ヒモが取り揃えてあったのだ。ほっほっほ。

 

 

ぎっくり腰には、へそヒモ。

 

股関節には、股関節ヒモ。

 

首と肩には、前後タスキ。

 

 

 

どれも、面白いほど症状が軽くなった。特に股関節の方は、歩いた時の足取りが段違いに軽くなって「うわぁ」と声が漏れるほど、、、

 

それとともに、表情も一気に明るくなった。

 

腰痛の方も、ちょっと前までいろいろしんどくて涙をこぼしていたのが嘘みたいに笑顔になったし、首が痛かった方は、タスキをつけた瞬間に肩のラインがストンと落ちて胸が開き、表情が柔らかくなった。

 

まあ、これはもちろん僕の目にはそう見えた、ということであり、少し贔屓目に見過ぎかもしれないけど(笑)

 

 

 

で、、、それ以上に、僕にとって最も興味深かったのは、それぞれの方の心が抱えていた「悩み」と、体の「症状」が、面白いほどリンクしているように見えたことである。

 

 

 

例えば腰痛の方は、家族と職場の人間関係で苦しんでいた。

 

言ってみれば、いろんな問題を一人で背負っているような状態。

 

その重みに耐えかねて、「腰」が悲鳴をあげていたのである。

 

 

股関節痛の方はこれまで、問題を目先で解消するための「動き」が過剰になり、本質から逃げてしまっているような感じだった。

 

そんな状況に対して、体が痛みを発して「動くな」と語りかけているような、そんな感じ。

 

そして首と肩甲骨が痛んだ方は、人生の選択の分岐点に際して、首を回して左右を見渡すことを抑制してしまったような感じだった。

いわば、自ら「首が回らない状態」を選んでしまったような。

 

 

 

と、こんな具合に、なずさんたちとのカウンセリング的対話で解きほぐされていく心の状態と、体の症状の関係があまりに面白くて、ひとりで「ほぉ〜〜」とうなづきっぱなしだったのである。

 

 

心と体、面白いなぁ。